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ネマタの戦術本レビュー第10回「スーパーデジタル麻雀 著:小林剛 その10」

ネマタの戦術本レビュー第10回「スーパーデジタル麻雀 著:小林剛 その10」

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第一章 手順

(15)面子候補が足りている手牌を5ブロック、オーバーしているのを6ブロックと呼ぶのが主流になっていますが、雀頭が無い場合は5ブロックが面子候補オーバーに該当します。私は雀頭が無い場合も統一して表記できるように、面子候補不足、面子候補十分、面子候補オーバー(過多)と表現するようにしています。

 ブロックと比べると分かり辛い面はありますが、手作りの問題で特に間違いやすいのが雀頭絡みなので、雀頭と面子候補をブロックとして一括せずに、あくまで4面子1雀頭と分けて表現するべきではないでしょうか。

 面子候補オーバーは6ブロックの他に、面子オーバー、面子多々、ターツオーバーとも呼ばれます。面子が4つより多くあるわけではないのに、「面子オーバー」というのは変ではないかと思っていましたが、「ご飯を炊く」「パンを焼く」「お湯が沸く」(それぞれ本来なら、米、小麦粉、水)と言うように、出来上がった結果を先に出す表現の一種なのかもしれません。麻雀用語でしたら他に、「くっつきテンパイ」(本来は1シャンテン)という表現があります。

 ターツオーバーという表記にも実は問題があります。本来ターツはリャンメンターツ、カンチャンターツ、ペンチャンターツの3種を言うもので、トイツは含まれないからです。しかしブロックと呼ぶと面子も雀頭も含まれるので、先述の通り5ブロックだけど雀頭が無い場合は面子候補オーバーになるという問題が出てきます。このため、私は雀頭とは別に、1手で面子ができる組み合わせの総称を面子候補と呼ぶようにしていますが、この辺の定義も人によってまちまちなのが悩みどころです。麻雀用語の統一化が求められます。

(16)本でも触れられていますが、面子候補十分に受けるメリットはアガリに近い段階の受け入れが増えるというだけでなく、面子候補オーバーと比べて2枚余分に浮き牌を持つことができるので、手役やドラ絡みの浮き牌、安全牌を残すことで、打点や守備力のある、「よりよい手」になりやすいというものがあります。

 手牌Cののような、受け入れが被っている面子候補の扱い。を切ってを引いても1面子1雀頭がになる一方、を残していた場合は、となるので、悪形面子候補が新しく1つできることになります。

 しかし、残りの面子候補はリャンメンと役牌トイツなので、を残しても「よりよい面子候補」が出来ないので、は全くの不要牌になるので、最大限アガリを目指すとしても北を安牌として残す方がよいことになります。4面子1雀頭の候補以外の牌を残す場合は、受け入れが広くなる牌や打点が上がる変化がある牌や安牌といった、役割を持つ牌を残すように心がけましょう。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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