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ネマタの戦術本レビュー第612回「多井熱 著:多井隆晴  その15」

ネマタの戦術本レビュー第612回「多井熱 著:多井隆晴 その15」

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Q3

 打

 先にを引いてテンパイした場合、をアンコで持っているペンの方がカンよりアガリやすいとみてカンチャンを払います。すぐにをツモるようならペンチャンを払えるので、この時点ではリャンメン変化でも差がつきません。

 「ペンチャンよりカンチャン」は、基本的にシャンテン数が2以上のケースを想定したものです。シャンテン数が大きいほど、残ったターツがテンパイまで残る可能性は低く、カンチャンが途中でリャンメンに変化する可能性は高くなります。逆に言えば1シャンテンであれば、リャンメン変化にはさほどこだわらず、待ちが残った場合にアガリやすいターツを残した方がいいことが多いでしょう。

Q4

 打

 既に4メンツ1雀頭の候補が揃っていて、のトイツがあるのでを切ってもツモの3メンチャン変化が残り、ツモこそリャンメン変化を逃しますが受け入れは増えます。よっての中ぶくれ形とはいえ、を残すメリットは意外と大きくありません。今回は4巡目につき打としましたが、7巡目くらいなら打としそうです。


 「チャンス手で安牌を抱えない」もよく言われるセオリーですが、実はこれもケースバイケースです。不要牌はもちろん、不要とまではいかなくても残すメリットが小さい浮き牌に関しては、中盤以降はむしろチャンス手ほど安牌と振り替えることを怠らないようにすべきです。何故ならチャンス手ほど他家のテンパイが入っても降りないので、切り損ねた牌で放銃してしまうことも増えるためです。「チャンス手で安牌を抱えない」というよりは、「チャンス手への手変わりは安牌より優先」と考えましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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