Q1
打
リャンメン固定なら打か打
ですが、ツモ
でも打
として良形テンパイになる受け入れが増えることから打
>打
と判断します。
打なら雀頭固定の打
と比較してツモ
で良形テンパイになりやすくなり、ツモ
はテンパイ逃しですがこれでも良形テンパイになりやすくなります。受け入れが4枚減に対して良形変化が15枚増と4倍近くもあり(2倍程度なら受け入れを優先することが多い)、良形でテンパイすれば平和がつきやすい形。よって巡目に余裕がある6巡目なら打
>打
と判断します。
今回はメンツが出来た後の雀頭の作りやすさで、を
より残しましたが、2メンツ作ることも想定する場合(シャンテン数が2以上)なら
を
より残します。
の方が
より、
の方が
よりもう1メンツ作りやすいためです。
なお、テンパイした時点では23345より23のリャンメンが残っていた方が、一般論では単純にアガリ牌が1枚多いこともありアガリやすいです。(参考:「とりあえず麻雀研究始めてみました」より「23の単純両面か、23345の両面かどちらが上がりやすい?」)
もちろん手変わりに関しては23345の方が強いので、テンパイ以前では23345のリャンメンを優先して残した方がよいことも少なくないでしょう。例えば雀頭が無い場合は雀頭ができる2356ツモでもシャンテンが進むので、これははっきり23345を残した方が有利と言えます。
Q2
打
今度はリャンメンが揃っているので雀頭固定。手組のうえでは打も打
も差がありません。
手組のうえで差がつかないなら、次に考慮するのは失点の可能性。の方が
より将来他家のテンパイが入った場合に通りやすい(
はペンチャン待ちがある)ことから微差ながら打
>打
と判断します。
一応、を1枚使っている分
の方が
に比べて裏ドラになりにくいので、裏3の可能性は打
の方が高いのですが、流石に無視してよいレベルでしょう。微差同士の中でも優先順位があります。オーラスで逆転手を狙うケースでも無ければ、裏ドラを考慮するのは最後の最後と考えていただいて結構です。
本記事に関するご紹介
Kindle版:1,458円
購入はこちら