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ネマタの戦術本レビュー第662回「オリ本 著:しゅかつ  その13」

ネマタの戦術本レビュー第662回「オリ本 著:しゅかつ その13」

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システム24

 役牌後付けが特にアガリづらくなる最も分かりやすい例は役牌がドラのうえに、こちらの仕掛けが役牌以外の手役が考えにくい場合です。


 それでもリーチ者からは切られますし、テンパイ濃厚な仕掛けに対しては後付けでなくても脇からの出アガリは期待できないので、残り2枚の無スジカンチャン待ちと同程度にはアガれるとみます。

 仮に残り2枚の無スジカンチャンと同程度にアガれるとするなら、鳴いて満貫あるのでベタオリするくらいなら押した方が有利です。今回はスルーしてアガれる可能性も無くはないですが、鳴いて切る牌も安牌なのでやはり鳴いてテンパイに取る方がよいとみます。


 ただし、今回はチーからチーの順番でしたが、これが仮にチーが先ならどうでしょうか。のチーを入れた時点で、他家からは役牌後付けの可能性が高いと読まれます。役牌後付けがはっきり見えている相手がいればドラ中は簡単に切られませんし、テンパイしても安手悪形ではリーチしづらいと考える打ち手も多いです。


 そうなると、残り2枚の中が既に脇に止められている、リーチ者が良形高打点、最悪の場合は中を雀頭にしているという可能性もチーから入った場合よりは高いと言えます。むろんそこまで読めることはあまりないのですが、どんなに見た目が優れた手でも、アガリ牌が山に残っていないのであれば押すのは損です。


 個人的には「鳴いた後の押し引きに自信があるか」よりも、「それまでの手組や仕掛けや、仕掛けに対する他家の動向」に着目すべきとみます。今回のようにたまたまカンチャンを2つ鳴けて後付けテンパイというのであれば、おそらく手順的にも問題ないと思いますが、ドラトイツだから何としてでもアガろうとして、役牌が出にくくなる割にはあまり手が進まないような仕掛けを入れる打ち手も少なからずいます。


 システム18で、アガリやすいテンパイを組むことで結果的に失点を減らせるという話が出ましたが、同じことは鳴き手にも言えます。かなり待ちが苦しいテンパイになることが多いのであれば、それまでの手組や鳴きの段階に問題がなかったかを確認しましょう。

オリ本 ~天鳳位が語る麻雀・守備の極意~

オリ本 ~天鳳位が語る麻雀・守備の極意~本書は第9代天鳳位であるしゅかつ氏が「オリ」について語った一冊です。とはいえ「相手から攻め込まれた瞬間」にどうやってオリるかを解説したものではありません。その前の段階や後の段階の技術(=大局観)を総合的に説明することで、押し引きを点ではなく線で捉えられるようになっています。それと同時に、「こんなケースでは思考停止でベタオリで良い」といった考えなくて良いケース、というのも説明しています(=システム化)。これらの大局観とシステム化の両輪によって本書はより汎用的なオリの技法を説いたものとなり、これまでの麻雀の守備戦術本とは一線を画す、ハイレベルな内容になっています。本書で現代麻雀の最高レベルの「可能な限り失点を防ぐ技術」を体得してください。

 
しゅかつ
単行本:1,663円
Kindle:1,497円
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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