システム25
(1)(2)に関しては、鳴かない理由は守備力というよりはむしろ、①「雀頭が無くなる仕掛けなので、他に雀頭がある場合ほどアガリやすくならない。」②「鳴くと中ドラ1の2000点止まりだが、メンゼンなら中雀頭のリーチドラ1でも一発ツモ裏込みで平均4600点程度と結構打点差がつく。」というのが大きいとみます。結果的には2枚目のを鳴いて2000点ということも少なくないですが、メンゼン手というのはそれだけで潜在能力が案外あるものです。
(3)については、以外から鳴くか、ツモでメンツができれば
を鳴いた場合よりも価値の高い1シャンテンになります。鳴きを含めて手が進む牌が多ければ、「特定の牌だけは鳴かない」としても、「全部鳴く」場合と比べてもアガリ率はそれほど落ちません。手変わりが非常に多い手でシャンテン戻しをするようなものと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
システム26
システム25では、メンツ候補と役が揃っていても鳴かないケースを取り上げましたが、メンツ候補が揃っていない、役が確定していない段階の仕掛けについてはなおのこと鳴くかどうかや、鳴いた後の手組も慎重に判断する必要があります。
「めくり合わない」「面倒くさい状況を作らない」とありますが、要は「目先の受け入ればかりにこだわらず、手牌の価値を高める」ことが重要です。「手牌の価値が高い」というとどうしても打点が高い手というイメージがありますが、安手でも先制テンパイが取れるなら、高打点が狙えてもアガリまで遠い手より価値が高い手です。しかしアガリまでの手数が変わらないなら、よりアガリやすく、より高打点の手ほど価値が高いですし、アガリ自体が厳しい手なら守備力が高いほど価値が高いと言えます。ただアガリを目指すのではなく、手牌の価値を高めることを意識していれば、損なめくり合いを強いられることや、面倒くさい状況になることも自然と減るのではないでしょうか。
オリ本 ~天鳳位が語る麻雀・守備の極意~
本書は第9代天鳳位であるしゅかつ氏が「オリ」について語った一冊です。とはいえ「相手から攻め込まれた瞬間」にどうやってオリるかを解説したものではありません。その前の段階や後の段階の技術(=大局観)を総合的に説明することで、押し引きを点ではなく線で捉えられるようになっています。それと同時に、「こんなケースでは思考停止でベタオリで良い」といった考えなくて良いケース、というのも説明しています(=システム化)。これらの大局観とシステム化の両輪によって本書はより汎用的なオリの技法を説いたものとなり、これまでの麻雀の守備戦術本とは一線を画す、ハイレベルな内容になっています。本書で現代麻雀の最高レベルの「可能な限り失点を防ぐ技術」を体得してください。
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