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ネマタの戦術本レビュー第667回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン  その1」

ネマタの戦術本レビュー第667回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン その1」

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第1章 1

 本書で指摘されている通り、一発裏ドラの打点と祝儀という変動制プレミアムの存在がリーチのメリットをより大きなものにしています。
子のメンタンピンのアガリ点は3900点ですが、子のタンピンテンパイでリーチした場合、ツモ、一発、裏ドラを含めるとアガった時の平均打点は6000点以上になります。アガリ手の打点を表現する時はこの変動制プレミアムを含めないことが多いです。そのためリーチの優位性を理解していないとどうしてもリーチを過小評価しがちになります。変動制プレミアムを含めた打点で考えるようにしましょう。
 変動制であるという不確定要素が嫌われやすいというのも過小評価の原因の一つですが、そもそも麻雀は配牌、ツモという不確定要素による影響が非常に大きいゲーム。不確定要素の恩恵を最大限に受けるためにも、リーチが打てるときは積極的にリーチを打つことをお勧めします。

第1章 2

 リーチのメリットは打点を上げることでしたが、ダマでも出アガリできる場合は、アガリ率が下がることと放銃率が上がることがデメリットになります。
 しかし本書で指摘されている通り、他家が降りるようなら放銃のリスクが無くなりますし、他家が降りないならアガリ率が下がりません。実際にはデメリット同士が相殺されているにも関わらず、デメリットを重複して数えていたのもリーチが過小評価されてきた一因です。ダマにしたくなる理由は数多くありますが、ダマにするのはあくまでダマがリーチより有利なケース。一部の例外を除き、テンパイしたらほぼリーチするつもりで打ちましょう。

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法380万人の天鳳プレイヤーの頂点に立ったのは普通の会社員! 天鳳位、フリー勝ち組になる51のメソッドが凝縮。著者の名は「かにマジン」。ネット麻雀のハンドルネームからとった名前だが、もちろん実在する人物である。
なぜごく普通の負け組だった男が仕事をしながら麻雀も強くなれたのか。一人の麻雀人生物語とともに、そこで学んだ戦術を公開。これを読めばあなたも仕事でも麻雀でも勝ち組になれる!

 
かにマジン
単行本:1,404円
Kindle Unlimited
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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