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ネマタの戦術本レビュー第691回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン  その25」

ネマタの戦術本レビュー第691回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン その25」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第6章 9

  メンタルを平静に保つことが理想とはいえ、勝負所ではどうしても緊張しがちです。負けても構わないという精神状態なら緊張せずには済むかもしれませんが、それでは集中すべき時に集中できずにかえって負けてしまうことでしょう。緊張感そのものは克服する必要はないですし、むしろある程度あった方がよいと思います。


 問題は、恐怖、勇気といった感情が、打牌選択にまで反映され、冷静な状態の時と同じ牌が切れなくなってしまうことです。ですから、気の迷いが生じて何を切るか迷った時は、最初に有力と思った牌をそのまま選ぶことをお勧めします。何故なら最初に選んだ牌こそ、多くは冷静な状態で選ぶであろう選択であり、これまで修めてきた技術が確かなものであればそれが正着である可能性が高いためです。結果的に変えた方が正解だったとしても、それはまだ己の技量が不足していたということであり、最初の候補を実戦中にコロコロ変えているようでは、実力向上はなかなか望めません。正しく技術を積み重ねていけば、直感で選んだ牌が最善であることも増えるはずです。

第6章 10

 麻雀が勝負の場である以上、ルールの範疇で最大限に勝ちを目指すべきで、それこそが同卓者に対する礼儀であると考えます。そうした価値観が浸透した方が、勝つためにはもちろん、楽しむうえでも望ましいのではないでしょうか。


 ただし、同卓者は1人ではなく3人であるという事実も忘れてはなりません。1対1のゲームであれば、「相手の嫌がることをする」がそのまま正着になることが多いですが、対戦相手が複数いる場合は、必要以上に嫌われて、同卓者に「他の相手には負けてもあいつには負けたくない」と思わせてしまうのも損になります。逆に自分が、特定の相手を嫌い過ぎるがあまり別の同卓者を利する行為をしてしまうことも避けねばなりません。好きか嫌いかではなく、損か得かで判断するよう心がけましょう。

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法380万人の天鳳プレイヤーの頂点に立ったのは普通の会社員! 天鳳位、フリー勝ち組になる51のメソッドが凝縮。著者の名は「かにマジン」。ネット麻雀のハンドルネームからとった名前だが、もちろん実在する人物である。
なぜごく普通の負け組だった男が仕事をしながら麻雀も強くなれたのか。一人の麻雀人生物語とともに、そこで学んだ戦術を公開。これを読めばあなたも仕事でも麻雀でも勝ち組になれる!

 
かにマジン
単行本:1,404円
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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