- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第6章 7
一戦あたりの収支を重視するなら、「鬼打ち」はミスが増えるので損でしかありません。しかし、トータルでの結果を求める(天鳳なら◯段到達など)のであれば、数多く打つことも必要になります。
打数を増やしつつ、打牌の質も可能な限り下げないようにするためには、思考停止をやめるというよりは、思考せずとも打てるケースを増やし、思考しなければならない局面に集中できるようにすることが必要です。
常に思考を張り巡らすことができるならそれに越したことはありませんが、それは極めて高い能力がなければ難しいです。取り立てて才能はないけど、自分の決めた目標は達成したいというのであれば、「楽してもいいけど、楽をすることを目的にしない。楽をするのは楽してはいけない局面で労力を費やすことができるようにするため。」というスタンスをお勧めします。
第6章 8
麻雀は結果しか評価されないゲーム。頭では分かっていても、それまでの抽選が素晴らしく、自分の選択もミスなくできていれば、この手がアガれないわけがないと思い込んでしまうものです。
ここでは楽観視が問題になっていますが、折角チャンス手が来てもそれまでの展開が悪いと、アガれなかったらどうしようと必要以上に悲観的になり加点のチャンスを逃してしまう人もあるかもしれません。どちらにせよ、今与えられている手牌の評価を正しく見積もること、同じ手牌でも巡目が過ぎれば価値が下がっていくということを自覚することが必要です。
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