- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第6章 5
麻雀に限らず、ゲームは守っている時より攻めている時の方が楽しいと感じる人が多いものです。しかし、とにかく攻めていればよいのでは対戦ゲームとして成立させづらいので、長年遊ばれているゲームというのは、勝つためには必然的に守りの上手さが求められるのです。
「アガリたがり」を克服するためには単にメンタルの問題としてとらえずに、守りの技術に興味を向けて、守ることも楽しむことをお勧めします。ベタオリするにしても手順がありますし、放銃を避けるにしても横移動、被ツモ、流局の結果を操作するためにアシスト、絞り、ブラフといった選択肢が考えられます。攻めるも守るも、勝つための手段であって目的ではありません。目的が手段にならないよう気をつけたいものです。
第6章 6
麻雀の持つ魔性じみた魅力を私なりに表現するなら、「競技にしては運要素が強く、運試しにしては技術介入度が高く、勝負事にしては楽しむ余地が大きく、娯楽にしては本気でのめり込む人が少なくない。」となるでしょうか。様々な人の欲を満たし、他のゲームでは代替がききにくいというのが、麻雀が(時にはクソゲー呼ばわりされながらも)多くの人に愛される理由と考えます。
しかし、麻雀ばかりにのめり込んでしまうのは、競技として勝つためにも、娯楽として楽しむためにも望ましいとは言えません。麻雀欲に支配されないようにする為には、自分が麻雀のどの要素に魅力を感じているかを知り、その要素を含むような別の趣味を持つことをお勧めします。そうすることで、麻雀を打てる状態を維持できている時に麻雀に集中することができるようになるのではないでしょうか。
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