- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第3章 7
牌図1は、他家からみて「食い替え」と判別できないので鳴けるケースです。昨今の戦術書では何度となく取り上げられていますが、知識として押さえていなければなかなか思いつかない鳴きなので押さえておきましょう。
鳴き手のテンパイは常に雀頭をポンして単騎待ちにする手順が残ります。手の内にメンツがあればその周辺を引いての変化がありますが、牌図2のようにメンツがつながっていれば手変わりでできる多メンチャンがより強いものになります。がドラでないとしてもポンが有力そうです。
牌図3のように、悪形ターツとメンツにつながりがあれば、雀頭ポンで待ちが広くなります。鳴いた方がよりよい手牌になるのは明確なので、後は実戦でいかに見落とさないかだけです。ネット麻雀ならテンパイしても鳴き手の場合は、鳴き無しボタンを押す前に本当に鳴く牌がないかを確認するようにしましょう。
第3章 8
特に条件が無ければ役牌トイツは鳴きやすく、メンゼン限定のリャンメンターツと同程度にはメンツになりやすいですが、他家に絞られやすいとなるとカンチャン以下になってしまう場合もあります。
とはいえ、リャンメン2つの1シャンテンより、カンチャンでもテンパイしている方が明確にアガリ率では上なので、後付け残りでも手が進むようなら基本は鳴いた方がアガリやすいと言えます。牌図2のように面子候補が揃っていて鳴いても満貫あるような手は、後付けが読まれやすくなるといってもどこからでも鳴くべきです。
一方、牌図1のように面子候補が揃っていないうえに、メンツにしにくいターツもない手牌となると、浮き牌にくっつくだけでも後付けの仕掛けを入れた場合よりアガリやすい手牌になります。これなら以外はスルーした方がよさそうです。
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