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ネマタの戦術本レビュー第686回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン  その20」

ネマタの戦術本レビュー第686回「日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法 著:かにマジン その20」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第5章 5

 昔の押し引きの法則に、「2の2の2」というものがありました。2役と2種の待ち、河が2段目ならリーチに対して押してよいというものです。
 昨今の研究で、実際はここまで条件が揃っていなくても押せることが多いということが分かりましたが、実戦ではどちらかと言えば押し寄りの条件より降り寄りの条件で押し引き判断に迷うことが多いものです。他によほど悪条件が揃わない限りは押せるラインとして「2+2」を軸に、基準に満たないものはその場の情報を加味して判断するようにした方が、「押してよいギリギリのライン」を軸に判断するよりやりやすいかもしれません。

第5章 6

 一般論としては、対鳴きの場合はリーチより押しやすいのですが、鳴き手は待ちや打点を絞りやすいという特徴があるので、時にはリーチに無筋を切るよりリスクが高い勝負になることもあります。
 「まだテンパイしていない可能性が高い」「テンパイしているとしてもこの牌で当たる可能性は低い」「当たりだとしてもほぼ安い」といったケースは、相手の手牌を想定していれば自然と押し寄りの判断が下せます。問題は、警戒すべきサインを見落として、普段通りに手を進めて無用なリスクを負ってしまうことにあります。待ちが絞りやすいうえに高打点の可能性が十分ある仕掛けに対しては、特に慎重に押し引き判断するようにしましょう。

第5章 7

 押し引きは言うなればチキンレースのようなものです。ギリギリのところで踏みとどまれるのが理想ではありますが、あまりギリギリを狙おうとすると押し過ぎてしまい、早めに引くより損失が大きくなりかねません。
 麻雀は危険牌を通せば次の危険牌の放銃率が更に上がるゲームですが、「1枚通したのだから次も通す」となりがちなのが人間心理です。よって、実際に引くかどうかの判断は別として、引く準備は一歩早い段階でしておくことが望ましいでしょう。何にせよ迷いが残っている状態では、よい結果は望めません。

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法

日本一麻雀が強いサラリーマンの必勝法380万人の天鳳プレイヤーの頂点に立ったのは普通の会社員! 天鳳位、フリー勝ち組になる51のメソッドが凝縮。著者の名は「かにマジン」。ネット麻雀のハンドルネームからとった名前だが、もちろん実在する人物である。
なぜごく普通の負け組だった男が仕事をしながら麻雀も強くなれたのか。一人の麻雀人生物語とともに、そこで学んだ戦術を公開。これを読めばあなたも仕事でも麻雀でも勝ち組になれる!

 
かにマジン
単行本:1,404円
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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