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ネマタの戦術本レビュー第753回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その5」

ネマタの戦術本レビュー第753回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その5」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章 13

 溜めロンにイライラしている人もよく見かけますが、リアル麻雀なら筆者のようなケースがありますし、アガリ表示が出るネット麻雀であっても、相手が自動アガリにしておく習慣が無く(あるいはあっても押し忘れていて)、麻雀以外のことに気を向けていてアガリ宣言が遅れるケースが考えられます。

 仮に意図的だったとしてもイライラしてしまうのは損ですが、溜めロンに限らず、相手がそうするだけの、その相手にとっては合理的な理由があったにも関わらずそれに気付けないというのは、それだけ勝つために必要な技術が未熟であるということでもあります。相手が何故そうしたかを推し量ることができれば、イライラすることも自然に減ります。

 イライラしがち、あるいは人をイライラさせないかと心配しがちだと、そちらに気を取られて、本書のようなテンパイからでも選択の余地があるケースでミスしてしまう可能性もあります。卓内に居るうちは最も勝ちやすい選択を考えることにのみ集中したいものです。

第1章 14

「飲む」「打つ」「買う」を一度にやるなという話を聞いたことがあります。いずれも体力や集中力、あるいは判断力の低下を伴うため、一度にやっても良い結果は得難いということでしょうか。仲間内の遊びのついでにセットに誘い、自分は「打つ」ことに専念すれば、勝ちやすくなるうえに相手に嫌な思いをさせない。確かに一挙両得です。

 今回のエピソードを読んで学生寮で寮長と打った時の話を思い出しました。寮長はしばしばビールを飲みながら私達と打つのですが、それでも寮長が負けることはありませんでした。単純に実力が違うというのもありますが、長く打っていればこの局面ではこう打つという判断を身体が覚えてしまうので、多少思考力が衰えてもミスをしなかったというのもありそうです。

第1章 15

 下手な相手にイライラしない。これも必勝法13同様、セット麻雀以外にも通じるところがあります。下手な人にもその人なりの思惑があるということを理解していれば、相手が合理的に打っていると思い込んでしまう故のミス、あるいは格下だからと相手を舐め過ぎてしまう故のミスも減らせると思います。

 相手を楽しませることが大事なので、その人の趣味に付き合った後で麻雀に誘うというのも有効そうです。何にせよ、相手のことをよく知ることの重要性を知らされます。

竹書房で一番麻雀が強い男が明かすセット麻雀必勝法

史上初、セット麻雀(知り合い同士の麻雀)必勝法の本です。

もし知り合いと麻雀をしたことのある人でしたら感じたことがあると思いますが、どんなセット麻雀にもそこに「勝ち頭」の人がいます。なんであいつに勝てないんだろう?
その人とあなたはどこが違うのでしょうか。
本書は竹書房という一会社を例にそれを解き明かします。ぜひこれを読んであなたも「勝ち頭」になってください。

 
H坂
単行本:1,620円

 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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