- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第1章 10
実力差が圧倒的ではやる気を起こすのは難しいですし、かといって相手が大して強くなければ、現状に満足してしまって更に強くなるための努力を怠りがちになります。ライバル視するにちょうどよい実力の相手が分かればいいのですが、麻雀は実力差を測るのが難しいゲームです。だからこそ麻雀ではなおのこと、「ライバルは自分自身」のスタンスを取るべきです。
フリー雀荘では負け組というのは筆者の謙遜で、麻雀を打ち慣れている者同士のセットの平均収支が+10もあればどこに言ってもまず負けることはないと思われます。しかしフリーには場代もあるので、竹書房ルールと同等のレートでこれ以上勝つのはどんなに上手い人でも至難の業でしょう。筆者に限らず、フリーが主戦場でなく、対戦相手もさほど弱いわけではない勝ち組の打ち手が、「フリーでは勝てない」と言われるのを結構見かけますが、「場代」の存在がフリーのレベルを実際以上に高く見せているような気がします。
第1章 11
勝つことが目的であればもちろん対戦相手は弱い方がよいですが、強くなることが目的であっても、必ずしも強い相手と打たなければならないというわけではありません。何故なら麻雀で勝つために重要な技術は相手の力量によらないものが多いからです。
もう一つの理由は筆者が言及されている通り、「心」の問題。努力の方向性が正しいのであれば、楽しんで打てた方が上達しやすいものです。強くなるために必要なのは打牌精度を高めることに尽きるのですから、そのために必要であるならむしろ楽にやることを考えましょう。
第1章 12
余談になりますが、私が麻雀を打っていて最も印象に残っている駄洒落は、同卓したおばちゃんが言った、「牌を前に出すの、あんたの当番じゃん(豆板醤)」です。会話で自分のペースに持ち込むというのも勝つための作戦の一種と言えるかもしれません。うまい駄洒落ばかり考えて打牌判断が疎かになっては本末転倒ですが(笑)
更に余談になりますが、竹書房の社長と、私の近所の住職さんが漢字まで一致の同姓同名で気付いた時はちょっと驚きました。本当に余談です(笑)
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