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ネマタの戦術本レビュー第760 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その12」

ネマタの戦術本レビュー第760 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その12」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
  • 鳳南研究所の麻雀ウォッチ記事はこちら

第1章 35

 ダマで満貫ならダマにすべきケースが多いのですが、リーチしても相手が当たり牌を止めないと分かっているなら当然リーチ有利になります。満貫と跳満は子で4000点、親なら6000点差があるのですから、リーチ有利なケースでリーチしないのは結構な損失になります。役満以外の祝儀が無い東風戦となるとダマにすることが多いとは思いますが、他家は必ずしも正確に押し引き判断をしてくるとは限らないということは意識しておきましょう。ダマで十分ではなく、あくまでダマとリーチどちらが有利かという比較の問題です。

第1章 36

 定期的に卓を囲むメンツが相手の場合は、自分を意識させた方が有利になりやすいことはこれまでも取り上げられてきました。カンは相手の打点も上げてしまう諸刃の剣ですが、相手が引き気味に打ってくると予想されるのであれば、通常よりカンのタイミングを早めて積極的にカンしてもいいかもしれません。

第1章 37

 東南西北の順でテンパイを開示するのが正式ルールですが、公式の大会やリーグ戦でも無ければ特に順番を決めないことがほとんどだと思います。そのため、後出しの人が有利になってしまう場合があります。

 互いに気心が知れている相手なら演技や駆け引きを楽しむのもありですが、トラブルの原因になりやすいです。かといって正式にやるのも面倒と感じる方が多いと思うので、テンパイやめを有りにするか、アガリ連荘を採用する方が望ましいと思いました。

第1章 38

 ノーテンなのにテンパイと思わせるためには堂々と打つだけでなく、予め何を引いたら何を切るかを決めて時間をかけずに打牌できるようにしておく必要があります。しかし完全にノータイムで打つのは困難ですし、ノータイムで打とうとして致命的なミスをしてしまえば本末転倒です。ノータイムで打牌を選べる時にあえてノータイムで打たず、三味線と思われない程度にワンテンポ置くようにするのがよいかもしれません。ワンテンポ置く際に難しい手牌、局面になった時のことを考えれば一石二鳥です。

竹書房で一番麻雀が強い男が明かすセット麻雀必勝法

史上初、セット麻雀(知り合い同士の麻雀)必勝法の本です。

もし知り合いと麻雀をしたことのある人でしたら感じたことがあると思いますが、どんなセット麻雀にもそこに「勝ち頭」の人がいます。なんであいつに勝てないんだろう?
その人とあなたはどこが違うのでしょうか。
本書は竹書房という一会社を例にそれを解き明かします。ぜひこれを読んであなたも「勝ち頭」になってください。

 
H坂
単行本:1,620円

 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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