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ネマタの戦術本レビュー第761 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その13」

ネマタの戦術本レビュー第761 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その13」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
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第1章 39

 後の対談で渋川プロが言われている通り、「相手の手を読むのは必要な時だけ」ということを踏まえないまま読みを入れようとすると、より重要な判断に労力が割けなくなり逆効果になりかねません。強者の真似をするのは悪いことではありませんが、上手く真似をするのも力量が要るのです。

 手出しツモ切りについても、何とか頑張って覚えようとするより、どんな手出しが重要になるかを把握することが大事です(詳細は『魔神の読み』を御参照下さい)。何が重要かを理解していれば、必要に応じて手出しツモ切りが頭に入るようになるものです。

 やらなくてもよい苦手なことならやらないに越したことはないですが、麻雀は総合力の勝負。苦手ということはそれだけ伸びしろがあるということでもありますから、少し勉強するだけでも効率よく実力を上げることができます。完璧にやろうとする必要はありません。ほんの少しだけでもよいので、苦手意識があるものに労力を割かれてはいかがでしょうか。

第1章 40

 本当は必要だったものを捨ててしまったら大変ですし、本当に必要なものが分かっているなら、不要だからといって捨てなくても構いません。私はどちらかというと物を所有することにこだわらない方だと思っていますが、「断捨離」には懐疑的です。

 ただし、麻雀戦術に関しては、そもそも必要な知識が身に付く前に、不要どころか誤った知識を身に付けてしまった方も多いと思います。私は長年麻雀をやっていてもロクに知識が身に付かなかったので、誤った知識を捨てることも難しくなかったのですが、勉強熱心だった方はそもそも誤りに気付くことも難しいかもしれません。新しい戦術を学ぶ際は、それまでの知識を捨てるというよりは、一旦脇に置いたうえで、戦術の著者の意図を汲み取ったうえで判断するようにしたいものです。

第1章 41

 裏ドラや他家のリーチ棒に頼るのも、確実に逆転できる手になる手変わりに頼るのも、幸運に期待していることには変わりません。未来のことは全て不確定要素。どこまでいっても、「よりマシな選択」を積み重ねるのみ。マシな選択を積み重ねた結果、最後は裏ドラ乗らずのラス。それもまた麻雀と思えるようになったら、麻雀というゲームが少し上手くなったと言えるかもしれません。

第1章 42

 41に同じです。ただし牌図についてはタンヤオチートイツやタンヤオトイトイへの変化もあるので、序盤で3着以下との点差にそれなりに余裕があるならスルーも考慮します。東風戦の竹書房ルールでオーラス2800点差となると、下位ともそれほど点差がついてない可能性が高いのでチーすることが多そうではあります。

 テンパイしてなければアガリの抽選を受けることはできません。自分の不運を愚痴ることが多い方は、単純にアガリの抽選を受ける機会を自らの選択で減らしていることが多いものです。心遣いで運気が上がったりすることはありませんが、自分はそれなりについていると思っていた方が、自然と有利な抽選を受けやすい打牌を選べるようになると思います。上達のための努力を怠らないのであれば、私もポジティブ思考の方が勝ちやすいと思っています。

竹書房で一番麻雀が強い男が明かすセット麻雀必勝法

史上初、セット麻雀(知り合い同士の麻雀)必勝法の本です。

もし知り合いと麻雀をしたことのある人でしたら感じたことがあると思いますが、どんなセット麻雀にもそこに「勝ち頭」の人がいます。なんであいつに勝てないんだろう?
その人とあなたはどこが違うのでしょうか。
本書は竹書房という一会社を例にそれを解き明かします。ぜひこれを読んであなたも「勝ち頭」になってください。

 
H坂
単行本:1,620円

 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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