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ネマタの戦術本レビュー第786回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その14」

ネマタの戦術本レビュー第786回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その14」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第1章 思考14

 特殊技術編に含まれていますが、むしろ利用頻度が高く、結果にも差がつきやすいかなり重要な技術といってよいでしょう。今回の内容を端的に言えば、「受け入れ枚数は数えるな」です。

 7種23牌と8種27牌。受け入れ枚数で言えば4枚差ですが、思考11で取り上げられたように平均テンパイ巡で見れば、両者の差は1巡にもなりません。カンチャンでも即リーチ有利はあくまでテンパイから見た場合の話。カンチャンリーチと、5巡後にテンパイするリャンメンリーチのアガリ率が同程度なのですから、テンパイ率に大差なければ、最初からリャンメン以上でテンパイする受け入れを重視すべきなのです。の形はを抜くと。ヘッドを作る受けがと3種もあるので、ヘッドレスならカンチャンより残す一手です。

 計算しなくても、ターツを残すと受け入れが広くなりやすいこと知ってさえいれば、打が受け入れ最大であることが分かります。しかし、数えないと受け入れ枚数が分からない程度にテンパイしやすい手牌になると、受け入れ枚数差は大したメリットにならず、それ以外の要素を優先した方がよくなることが多いのです。一方、受け入れ枚数が少なければ、数えずとも見れば何枚受け入れがあるかを把握することができます。よって、受け入れ枚数を数えることはむしろ正着が打てなくなる原因になってしまいます。

 手牌Bについては、リャンメンリーチとカンチャンダマのアガリ率がそこまで変わらないことを考慮すると、メンピン高めタンヤオドラ1の待ちと、タンヤオ三色ドラ1のカン待ちなら打点込みで後者がやや有利。打として三色にも良形にもならない受けはツモのみ。「三色になりたがっている」とまでは言えなくても、「三色を見るに越したことはない」くらいの手と見て、裏ドラに祝儀があるルールでないなら打としそうです。受け入れ枚数重視派は打点軽視派であることも多いので、むしろ以前の日陰さんの方が打としそうなものなので違和感を覚えました。

 手牌Cもの4連形(ノベタン)を重視してカンチャン落としですが、これがならどうでしょう。今度はマンズのターツ(ペンカンチャン)が雀頭を作りやすく、ソーズは受けですがのような変化がありません。似ているようでも今度は打が有力になります。一応符ハネの都合で打点も打が上になります。

 手牌Eのように鳴き手になっても理屈は同じ。むしろチーテンでも良形テンパイが残るので更にカンチャン落としに分があります。

 余談になりますが、「二次変化」と「二次」とついているのは、シャンテンが進む「受け」を「一次」とみているためです。変化に一次があるわけではないので、どちらかと言えば、「受け」を「一次有効牌」、受けが増える(あるいは受けの質が高くなる)変化を「二次有効牌」と言った方がよいかもしれません。同様に考えると、のペンチャンにを引いてカンチャンになると、受けは増えませんが、ツモでリャンメン、ツモでリャンカンと「二次有効牌」が増えるので、は「三次有効牌」ということになります。

 http://yabejp.web.fc2.com/mahjong/column/columnbattle/page009.html

 以前この考え方を提唱したこともありましたが、打牌比較をするうえで「三次有効牌」について言及する必要性が薄いことから、現在では一次有効牌を「受け」、他の有効牌を「変化」と呼ぶに留めていますが、安牌や、待ちの強さを重視して残す「場況強浮き牌」を変化と呼ぶのも違和感があるので、これを機に今後「三次有効牌」という表現を再度用いるかもしれません。

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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