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ネマタの戦術本レビュー第819回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その6」

ネマタの戦術本レビュー第819回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その6」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

Q51 タンヤオを見るだけなら打でも出来ますが、ピンズが良形に変化した場合やをツモった場合は雀頭のメンツ手に受けられる方がよいのでから切ります。

Q52 どちらの浮き牌を残しても二度受けを解消する変化が残りますが、タンヤオにならないことが多い3メンチャンよりは、タンヤオ確定のリャンメンが残る方がよいのでを残します。もしマンズのあたりなら、両方の変化を残してシャンテン戻しの打も有力そうです。

Q53 メンツ候補が揃っている形なので、タンヤオより2翻役の一通を優先。を引くようなら今度は良形確定に受けられるので一通よりタンピン、三色受けを残すので打とします。

Q54 雀頭のくっつき1シャンテン。一通をみるにしても雀頭を崩す打よりは打がよいですが、打に比べて有利なツモはくらいなので今回は良形テンパイになりやすいようにピンズ中ぶくれ形を残します。

Q55 ツモでもメンピンドラ1と比べて悪くなく、ツモは明確に有利なので残しにやや分があるというところ。実戦ではピンズが場に高い、ソーズが場に安いという理由で打とすることも多そうです。

Q56 こちらは三色目のがドラそばでもあるので、Q55のケースより明確に残しが有利になります。

Q57 変化同士の比較もより強い変化を優先。を残してタンヤオがつくのはツモのみなので、残しツモの三色変化をみます。

Q58 二度受けは過小評価されがちですが、通常のリャンメン×2の形に比べてそれほどアガリ率が落ちるというわけではありません。よって高打点になる受けができるなら二度受け残しに分があります。

Q59 多メンチャン形を残すと言っても、ソーズがなら打としても良形待ちになる受け入れは大差無し。マンズ変化からサンアンコがつくケースもあるので打とします。マンズのカンチャン自体も雀頭を作りやすい形。カンチャンを外して良形確定のヘッドレス1シャンテンになる場合、多メンチャンが3メンチャン以上なら大概カンチャンを落とした方がよいですが、2メンチャンの場合はカンチャン側も雀頭を作りやすいならカンチャンを残すことが多いです。

Q60 周りを引いた場合は、ピンズのカンチャンを残していた方が手広くなります。今回はツモでテンパイに取れる方がよいので打としますが、ドラ以外のドラ、手役が無い場合は変化重視の打に分がありそうです。

超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル

麻雀戦術書のベストセラー作家雀ゴロKの新作。 今回は対局で頻発する「何切る」「何鳴く」問題を 210 問収録した超実践ドリル。 平面何切る本はこれまでにも多数出版されているが、それ以外にも「リーチ判断何切る」「何鳴く」「押し引き何切る」など複数のテーマの問題を出題。 解答ページでは雀ゴロKとメンバーによる問答が掲載されていて、なぜ、その解答が正しいのかが理解できる。

著:雀ゴロK
単行本:1,404円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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