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ネマタの戦術本レビュー第879回「『知るだけで強くなる麻雀の2択』著:梶本琢程, みーにん その1」

ネマタの戦術本レビュー第879回「『知るだけで強くなる麻雀の2択』著:梶本琢程, みーにん その1」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第1章

Q1

 2003年に発売された「麻雀格闘倶楽部2」の攻略本に、Q1、2と同様の条件でリーチするかどうかを、麻雀格闘倶楽部のユーザー100人に聞くという企画がありました。アンケートの結果はリーチ95人、ダマはわずかに5人。2003年と言えば『科学する麻雀』が発売されるより前。データを根拠とする戦術本がまだ無かった頃の話ですが、この手なら体感的にもリーチが大差で有利と判断していた方が多いようです。

 ちなみに回答者の100人はいずれも麻雀格闘倶楽部内での称号が「黄龍」のプレイヤー。当時は「黄龍」というだけで全ユーザーの上位0.8%。勝ち越し以上の戦績を収めてみればいずれなれるとはいえ、その頃の私は黄龍どころか低段位をうろうろする始末。現在の天鳳でいえば特上卓平均程度の実力が無ければ黄龍になるのは難しかったと思われます。

 ある程度実力があると予想されるプレイヤーでもダマが5%いるというのがむしろ意外な気もしますが、天鳳特上卓でも段位とRから特上平均レベルはありそうなプレイヤーが平和ドラ1をダマにしている光景を何度も見たことがあるので、他の技術では勝っているのでダマ中心でもそれなりに勝っている打ち絵というのも案外珍しくないのかもしれません。

Q2

 こちらはリーチ72人、ダマ28人とダマ派も結構いるという結果でした。「5800なら十分」という考えに加え、麻雀格闘倶楽部はアガリ連荘であるため、流局で親が流れるデメリットを高く見積もった人も少なくなかったようです。

 しかし局収支的にはQ1同様リーチが大差で有利。利得局面では安定志向になり、結果的に局収支で劣る選択をしがちになるという人間の特性の表れと言えそうです。

 もちろんこれがオーラス、アガれば逆転トップという局面ならダマにするところ。アガリ連荘想定なら、ここでリーチするのはトップ率を15%も下げる選択になるので、東1局でこの手をダマにする以上に結果に悪影響を与えるミスと言えます。

 よって、データを根拠とした戦術書を読み慣れている人は、むしろ点数状況を意識した打ち回しが必要なケースに力を入れることをお勧めしますが、そのような戦術書を読み慣れていない人は、まずは本書の内容から、局収支と体感にどの程度ズレがあるものかを意識されるとよいと思います。

Q3

 ソーズである理由は「イースーソー」の語呂がいいから、が盲牌しやすいので、手積み時代の麻雀では意識的、無意識的かにかかわらずのリャンメンが積まれやすく、結果的に待ちが残りやすかったなどの説もあります。

 この言葉自体がそもそもどのようなニュアンスで用いられるようになったのかも不明です。言葉通りにとらえれば勿論単なる誤りなのですが、「早いリーチは読みようがないから、待ちくらいに思ってベタオリせずに手を進めた方がよい。」というのであれば、データ研究など望むべくもない昔の格言としては案外筋が通っていると言えなくもありません。

 いずれにせよ、今回のようにヤオチュウ牌だけ切られたリーチとなると読みを入れようがないので、単純に当たる組み合わせの少ない端牌の方がより安全であると考えましょう。

知るだけで強くなる麻雀の2択

(担当編集より)この本では、麻雀を打っていて迷いがでやすい2択の場面を扱ってます。

なぜこの本を作ろうと考えたか、それを最初に説明させてください。実は私は、雑誌近代麻雀で多くの麻雀プロにコラムを書いていただいているのですが、その中でとても勉強熱心なプロが『ション牌の字牌とワンチャンスだったらどっちが当たりにくいのか、スジと1枚切れの字牌だったら? というデータをきちんと知りたい』と書いていたのです。

いざ本を作り出すと、梶本氏による過去になかった2択やみーにん氏による新しいデータをたくさん入れることができました。ぜひとも麻雀の基本をマスターし、かつそれを応用してデータと違う選択もできるようになっていただければと思います。

著:梶本 琢程(@takutei)みーにん(@TracesofaDream
単行本:1,620円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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