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ネマタの戦術本レビュー第899回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その2」

ネマタの戦術本レビュー第899回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その2」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第一章 攻撃のベストバランス

02 手組みのベストバランス

 「何切る問題」で扱われる問題は、いかにもアガれそうな牌姿であることが多いものです。そのような場合は全力でアガリを目指し、可能なら高打点のチャンスを残すように打つのが多くの場合正着になります。

 しかし実戦では、そこまでアガれそうではなく、かといって完全にアガリを諦めるほどでもない、そんな地味な牌姿も多いものです。そのような時にどう立ち回るかを考えるうえで必要になるのが、本書でいうところの「大局観」になります。

 自分のアガリが厳しい場合、次に考えるのは失点を最小限に抑えること。23ページのように中盤に差しかかる段階で1メンツも出来ていないとなれば、安牌を抱えるように打った方がよいでしょう。うまくツモが噛み合った時に高打点が狙えるような手役の目を残しておくという考え方も重要です。そうすると必要牌が限られるので、自然と安牌も抱えやすくなります。

 安牌が十分あって放銃リスクが低い手であれば、今度は誰にアガられると都合が良いか、悪いかを考えます。都合が良い相手には絞らずにアシスト気味に打つ、都合が悪い他家には絞るという感じです。

 誰にもアガらせずに更に加点まで出来ればなおのこと良い結果になるのでそれに越したことはありません。形テン取りを考慮した手組や、他家を降ろすブラフ気味の仕掛けなどがこれにあたります。自分のアガリが厳しい場合も、降りる以外に出来ることがないかを考え、局面に応じたベストな選択を心掛けたいものです。

 その局のテーマを決めるというのは、前回の、「目的を明確に意識すること」につながります。最初に目的が明確になっていれば、手組や押し引き判断もやりやすいです。

 ただし、テーマを決めたとしても、実際の打牌は手牌や局面の変化に応じて判断することであるということにも注意が必要です。24ページの手牌からアガリ率重視で北を切ったとしても、が重なるようならオーラスアガリトップのような局面でもなければを残してを外すところ。ツモ牌によってはホンイツに移行することもあるでしょう。逆に、ラス目で何としてでもホンイツ狙いとを外した場合も、のみのアガリで妥協すべきこともあります。

 このあたりは一貫性を重視すべきかどうかという問題にも通じます。局のテーマにそぐわない、何となくの打牌を防ぐという意味では、一貫性も必要な概念ですが、その一貫性を、打牌を比較するうえでの判断にまで持ち込まないよう気をつけたいものです。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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