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ネマタの戦術本レビュー第998回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その19 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第998回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その19 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

PART6 作業の前倒し

1 麻雀における作業の効率化

『現麻本』では、選択の手順、本書でいうところの「作業の工程」を「認知」「判断」「打牌」の3ステップに分けました。知識と作業工程の暗記によって「判断」のミスが減り、別の作業にリソースを割けるようになります。

麻雀の戦術書は主に「判断」のための知識を取り扱っていたので、いずれは「認知」のために必要な技術も取り扱いたいと考えていましたが、本書のこの項目がまさにそれに該当します。作業の前倒しによって情報の把握、整理を打牌前に予め済ませていれば、時間と心に余裕を持って打つことができるので「打牌」のミスを減らせるようになります。

効率よく作業するためには、作業が要らない時は休んで体力を保つことも重要です。本書の言葉通り、リーチ中はのんびり休んでおくというのも、「鬼打ち」のために欠かせない工程の一つと言えるかもしれませんね。

2 オーラスの確認事項

オーラスの確認事項として(1)(2)(3)まで取り上げられましたが、皆様はどこまで確認されているでしょうか。正直に申し上げますと、私の場合は(1)どころか、「5200」だけで終わってしまいます。

もちろん確認が終わったからといって他のことを考えてないわけではなく、そもそも麻雀をある程度学んでいるなら、(1)(2)(3)の内容それぞれについて、必要に応じて意識が向くようになっていると思います。しかし、予め前倒しで情報を整理出来ている打ち手とでは、作業の精度に差が出ることは言うまでもありません。前倒しで出来ることを少しずつでも増やしたいところです。

ネット麻雀だと実力はそれなりにあっても点数計算が苦手という方も少なくありません。そのような方は、点数が表示される前に自分で計算してみる習慣をつけることをお勧めします。必ず出来なければならないというものでないとしても、出来ることが増えればそれだけ作業の精度が上がり、実力向上につながることは間違いありません。

鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム

「麻雀は考えるのが大事とよく言われます。では実戦でどうすればより良い思考ができるでしょうか。答えは単純で、『考えられた結果を手が勝手に出力する』ようにすること
です」(まえがきより)

麻雀とは人間の処理能力を超えた情報量を与えられ、限られた時間でそこから最適解に近いものをいかに導き出すか、というゲームであると言えます。
その際に役に立つのが「システム」です。状況をある程度パターン化し、抽象化することで個々の事象に対して、最善の選択をする可能性を上げることができます。

本書があなたに提供するのは最高レベルのシステムです。驚異的な打荘数で知られる「鬼打ち天鳳位」ことお知らせ氏が生み出し、磨き上げられた55のシステムとその詳細な解説が本書に書かれています。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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