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ネマタの戦術本レビュー第1001回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その22 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1001回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その22 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

PART6 作業の前倒し

7 中盤の手牌と盤面認識

中盤でドラ2の1シャンテンのうえツモ次第で選択の余地が生まれやすい。なかなかテンパイしないうえに他家から仕掛けが入ったとなれば苛立ちやすいものですが、こうした手牌、局面ほど集中してミスを減らしたいものです。

「勝負手は自己都合」はテンパイしている時、あるいは序盤で他家から特に目立つ情報が出ていない場合の話。中盤にターツ、浮き牌選択の余地がある1シャンテンとなれば、打牌を決定する要因が他家都合になることはよくあること。先手が取れそうなら他家が使いづらい待ちを残すことになりますし、後手を引いてそうならアガリの可能性を残すためにも他家への放銃、鳴かれてテンパイに取られることを防ぐために通りやすい牌を切ることになります。めんどくさい状況はつい自己都合に逃げがちですが、事前の準備があれば、それだけ判断の難易度も下がり、他家都合を踏まえたうえでの判断が出来るようになります。

8 安牌を持つということ

例題の手牌は現状5ブロックですが、をドラそばかつタンヤオがつく強浮き牌として実質ブロックとみなせば6ブロックになるので、中盤なら先にペンチャンを落として安牌を確保しておくという選択も生まれます。手組の知識が身に付けるうえでも、慣れないうちはあまり安牌を意識せず自己都合で進めることを推奨しますが、押し返せるケースを増やすうえでも、実質ブロックの考え方を取り入れ、ロスの少ない安牌の保ち方も意識しておきたいところです。

ただし、本書でも何度となく取り上げられているように、字牌=安牌とは限りません。数牌側が安全になるケースは見落としやすいので注意したいところです。また、安全になりやすい数牌でターツができれば安牌を残す必要性が減るとともに、待ちとして残った時も比較的アガリやすくなることから、攻守双方の面から有効です。手組も安牌残しも別々の概念ではなく、あくまで1つでセットしてとらえるようにしたいですね。

鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム

「麻雀は考えるのが大事とよく言われます。では実戦でどうすればより良い思考ができるでしょうか。答えは単純で、『考えられた結果を手が勝手に出力する』ようにすること
です」(まえがきより)

麻雀とは人間の処理能力を超えた情報量を与えられ、限られた時間でそこから最適解に近いものをいかに導き出すか、というゲームであると言えます。
その際に役に立つのが「システム」です。状況をある程度パターン化し、抽象化することで個々の事象に対して、最善の選択をする可能性を上げることができます。

本書があなたに提供するのは最高レベルのシステムです。驚異的な打荘数で知られる「鬼打ち天鳳位」ことお知らせ氏が生み出し、磨き上げられた55のシステムとその詳細な解説が本書に書かれています。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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