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ネマタの戦術本レビュー第996回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その17 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第996回「『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』編 その17 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

PART5 点数状況判断

7 断ラスの親の連荘の価値

昨今ではそうでもありませんが、古い戦術書では連荘の価値が過大評価される傾向にありました。その理由は、親を続けてさえいれば逆転の可能性が0ではないというように、人は「可能性が0」と、「0に近いが0ではない」」との差を確率以上に大きな差があるように思うようにできているからということで説明がつきそうです。

実際には、それほどアガリやすいわけではないけれども、うまくアガれた時に高打点になる手を可能な限りアガりやすくする、あるいは、安手なら簡単にアガれる手を、著しくアガリ率が落ちない範囲で高打点のアガリを目指す方が重要です。

手牌A、Bに関しては、点数状況がフラットな局面でも同じ牌を切るところです。形テンの取りやすさが打牌に影響するのは、巡目が深い段階でテンパイする受け入れに差がある1シャンテン同士の比較をする時くらいなので、手牌Aのような手で考慮する必要はありません。手牌Bについても、高打点の手が入っているように見せれば他家の手が遅れて、結果的に自分の手が間に合うケースもあるので、ターツを落とす受け入れロスをさほど気にする必要はありません。

手牌Cはフラットな局面ならを1鳴きするところ。元々テンパイしやすく、低〜中打点の手なら容易にアガれる手の場合は、ラス目という理由でより高打点を狙うことが増えます。手牌ABのように、元々それほどテンパイしやすくない手との違いを意識しておきましょう。

8 なぜラス目に押せないのか

以前『天鳳公式完全攻略読本』を出版させていただきましたが、天鳳位の戦術記事の多くはラス回避を意識するというものでした。

しかし、天鳳位を達成された方の多くは、天鳳以外のフィールド、多くの場合はトップの価値が高いルールでも好成績を残してきたプレイヤーであることに留意する必要があります。基本的な押し引き、点数状況判断を十分押さえた段階であれば、「ルールを意識して押し引き判断を調整する」ことこそ勝つために最も重要なことであると言えますが、それが出来ていない段階で単にラス目に降りるようではかえって勝てなくなる恐れもあります。「天鳳はラス回避」と漠然と考えられている方は、「打点を上げて次局以降の負担を軽減する」というシステム44の考え方を意識されることをお勧めします。

逆に、天鳳であっても基本は局収支ベースで打てばよいと考えられている方は、システム45で取り上げられているように、トップ目よりむしろ上下ともに点差の離れた2着目の方が押しにくいことを特に意識されることをお勧めします。オーラスやラス前、あるいは余裕のあるトップ目であれば順位を意識しても、こうした局面で何となくフラットな点数状況と同じ感覚で打つ人は少なくありません。

ラス目は押し寄りといっても、点数状況判断6のように判断自体はさほど変わらなかったことを踏まえると、むしろ判断が最も変わりやすいのは引き寄りで打つ必要がある2着目かもしれません。トップが遠い2着目となると、これ以上着順落ちが無いラス目の時以上に「打っていてもつまらない」となりがちですが、そのような局面こそ集中してミスを避けたいものです。

鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム

「麻雀は考えるのが大事とよく言われます。では実戦でどうすればより良い思考ができるでしょうか。答えは単純で、『考えられた結果を手が勝手に出力する』ようにすること
です」(まえがきより)

麻雀とは人間の処理能力を超えた情報量を与えられ、限られた時間でそこから最適解に近いものをいかに導き出すか、というゲームであると言えます。
その際に役に立つのが「システム」です。状況をある程度パターン化し、抽象化することで個々の事象に対して、最善の選択をする可能性を上げることができます。

本書があなたに提供するのは最高レベルのシステムです。驚異的な打荘数で知られる「鬼打ち天鳳位」ことお知らせ氏が生み出し、磨き上げられた55のシステムとその詳細な解説が本書に書かれています。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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