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ネマタの戦術本レビュー第1011回「『麻雀勝ち確システム』編 その10 著:山越貴広」

ネマタの戦術本レビュー第1011回「『麻雀勝ち確システム』編 その10 著:山越貴広」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

SYSTEM28

チャンタは赤ナシルールであっても、難易度の割に打点がそれほど高くないので一般的には損な手役です。

しかし、1翻縛りというルールを解消する最良の手立てがチャンタであるような手牌自体はさほど珍しくありません。また、仕掛けてちょうど4翻の満貫手に届くような場合も、手役としてのチャンタの価値が上がります。そのような手牌の場合は、赤アリか赤ナシかに関わらずチャンタを見据えた手組をすることをお勧めします。狙うというより、手役の目を残すに越したことはないという感覚です。

以前こちらでチャンタを狙う基準について取り上げましたが、下記の3つの牌姿のうち、1つ目は某サイトで、チャンタの出現率は1%程度だから狙わないとされていたものです。しかしこの手牌がチャンタになる確率が1%というわけではありませんし、そもそもここからチャンタ以外のアガリになることがどの程度あるでしょうか。2つ目くらいの手牌でもチャンタが本線とみます。

3つ目は某コミュニティに掲載された何切る問題ですが、ツモでチャンタが崩れることやツモを意識した人が多くは少数派。昔に書いた内容なのでツモをデメリットと表現していますが、そもそもツモなら他の牌を切っていても手役が崩れますし、以外のツモで1シャンテンになるようなら純チャンの受け入れが残っている方が有利。三色がつけば鳴いても満貫の手になります。これに限らず、「特定の牌を引いた時のデメリット」より、「特定の牌以外を引いた時のメリット」に着目するのが手作りのコツです。

SYSTEM29

ホンイツとチャンタは相性が良いとありますが、ホンイツを狙ってチャンタまでつくケースは、ホンイツを意識さえしていれば自然と狙えるので覚えておく必要性は薄いです。むしろ重要なのはどちらかしか狙えないケースですが、打点差もあるのでほとんどのケースでホンイツ有利。他色のターツを落とすのでチャンタより1手かかるケースでも、チャンタだと鳴くと安い場合はホンイツを優先します。手変わりの過程でホンイツにトイトイやチャンタがついてくる可能性がある場合もあります。

麻雀勝ち確システム

1巡でも早く敵を押さえつけ自由に打たすな!!システムだけで天鳳最速十段、2年連続関東最強位の山越貴広さん(@yamakoshitenhou)によるプロが書けない異端の戦術!!

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著者の麻雀の中心であるリーチから始まり、今まで皆さんがあまり使ったことのないであろう戦術、また麻雀を打つ上で大事な「メンタル」についても。フリー、大会、天鳳、どのフィールドでも必ず成績は上がり、麻雀が今よりもっともっと楽しくなることでしょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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