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ネマタの戦術本レビュー第1088回「『麻雀技術の教科書』編 その20 著:井出洋介・小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1088回「『麻雀技術の教科書』編 その20 著:井出洋介・小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第3章 1シャンテン時の考え方

case32 4連形・中ぶくれ形と孤立数牌とを比較する

ケース7のおさらいです。4連形・中ぶくれ形もメンツを抜くと1枚だけ残るので、カテゴリーとしては孤立数牌同様浮き牌の部類。しかし浮き牌の中では最も強い部類となります。くっつき形(ターツ不足)であればほぼ残すものと考えてよいでしょう。

case33 亜リャンメンと孤立数牌のくっつきを比較する

4連形、中ぶくれ形には劣りますが、亜リャンメンも他の孤立数牌と比較すると価値の高い浮き牌になります。本書では、からの3種でリャンメン待ちにとありますが、ツモは正確にはリャンメン+シャンポン待ち(エントツ形)。リャンメンを含む待ちなのでリャンメン待ちと言っても誤りではないですが、一般的にリャンメン待ちと言った場合には含まれないことも多いです。また、アタマがコーツになるツモでも亜リャンメンが待ちとして残ります。

亜リャンメンも端寄りになると価値が下がります。1123だと浮き牌部分が1なので、リャンメンの作りやすさで28浮き牌にも劣ります。ただしイーペーコーができる受けが2種あるので、28牌よりは残すことが多いかもしれません。2234だと浮き牌部分が2。リャンメンの作りやすさで3〜7浮き牌に劣りますが、メンゼンならイーペーコー、鳴き手の場合は3チーでもリャンメン待ちが残るという利点があります。孤立数牌との比較でどちらを残すかは場況次第になることも多そうです。

case34 シュンツ+数牌と孤立数牌のくっつき枚数を比較する

シュンツに1つ飛びの浮き牌がくっついた形。3457はツモ6、2456はツモ3の3メンチャンがあるので、それぞれ通常の3〜7、28浮き牌より価値が高いと言えます。2456と孤立3の比較であれば、通常はリャンメン受けが2種ある孤立3を残すことになります。

1345の形は2ツモのリャンメン受けがあり、他のくっつきについても6ツモならリャンメンに変化しやすいカンチャンになります。このことからアガリに遠い段階であれば、孤立28より優先して残すことも考えられます。通常は19<28<3〜7の優劣関係は覆らないので意識しておきたいところです。

ただし本書でも指摘されているように、くっつき1シャンテンであれば、テンパイ時に自分で1枚使っている12345が残ると待ちとして弱いため、孤立28>1345の1となります。これらを比較している段階でくっつき1シャンテンであることは稀ですが、くっつき1シャンテンの段階で孤立牌を比較する場合は、リャンメン、カンチャン同士の待ちの強さも重要な要素になることを押さえておきましょう。

麻雀技術の教科書

読めば勝率が上がる! すべての雀士必携! 新しい麻雀戦術書!

麻雀の打ち方は人それぞれです。
本書の著者の二人を比べてみても、井出プロは手役重視、
小林プロはスピード重視と、スタイルがかなり違います。

打ち方が正反対の二人に共通する考え方があれば、
それは、現代麻雀のセオリーといえるのではないか。
この問いから、本書は生まれました。

「アガリ方の基本を1冊に」
「複雑な牌姿でも、迷わず打てるように」
というのが基本方針ですが、
ルールを覚えたばかりの人でも読めるように
丁寧に解説することを心がけました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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