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ネマタの戦術本レビュー第1089回「『麻雀技術の教科書』編 その21 著:井出洋介・小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1089回「『麻雀技術の教科書』編 その21 著:井出洋介・小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第3章 1シャンテン時の考え方

case35 手広い1シャンテンには3パターンある

手広さにかかわらず、1シャンテンは3パターンに分類できます。こちらの方法なら、雀頭0形は「13332」、雀頭1形は「23331」、雀頭2形は「23322」となります。麻雀はメンツよりアタマ、アタマよりターツが出来やすいので、テンパイする受け入れだけみれば、雀頭1形>雀頭0形>雀頭2形となることが多いです。

case36 カンチャン・シャンポン・リャンカン絡みの選択

ケース18のおさらいです。平和がつかない場合はシャンポン残しが有利になりやすく、平和がつく場合でも牌姿4のようにシャンポンを残すと変化が豊富な場合はシャンポンを残すことになります。そう考えると案外シャンポンを残すことが多そうですが、この手の比較は受け入れが1枚切れているだけでも判断が変わるので手牌の形ばかりにこだわりすぎないようにしたいですね。

case37 テンパイチャンスの種類に差がない場合の選択

どちらかと言えばテンパイチャンスの枚数よりは質を優先することが多いですが、種類にも差がないならなおさら質を優先しましょう。牌姿1は一通だけでなくタンヤオも狙える形。小林プロが以前連載されていた記事で同様の牌姿が取り上げられていましたが、タンヤオ狙いの時はのリャンメンよりのリャンメンを固定することが多いので、初めて見た時は盲点に入りました。

牌姿2はテンパイする枚数も質も差がないので変化を比較。3枚組の形を2+1枚とみなせば、なら内側のを残した方がリャンメン変化が残せると判断できるので分かりやすいです。打点や変化で差がつくケースは様々なパターンが考えられるので、単に何を切るかだけで覚えようとすると間違いやすいです。暗記ではなく、実際に1手進んだ形を想定してみることをお勧めします。

麻雀技術の教科書

読めば勝率が上がる! すべての雀士必携! 新しい麻雀戦術書!

麻雀の打ち方は人それぞれです。
本書の著者の二人を比べてみても、井出プロは手役重視、
小林プロはスピード重視と、スタイルがかなり違います。

打ち方が正反対の二人に共通する考え方があれば、
それは、現代麻雀のセオリーといえるのではないか。
この問いから、本書は生まれました。

「アガリ方の基本を1冊に」
「複雑な牌姿でも、迷わず打てるように」
というのが基本方針ですが、
ルールを覚えたばかりの人でも読めるように
丁寧に解説することを心がけました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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