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ネマタの戦術本レビュー第1166回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その14 著:多井隆晴」

ネマタの戦術本レビュー第1166回「『必勝!麻雀実戦対局問題集』編 その14 著:多井隆晴」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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問題18 タンヤオ手に役牌トイツ

個人的にはを切ります。トイツを落とすとアタマ候補がになり。そこからを引いてもアタマが無く受け入れも狭い1シャンテン。一方打ならツモでテンパイ取らずの打。良形テンパイが残りやすい手広いくっつき1シャンテン。かイーペーコーがつけば打点も補うことができます。トイツ落としで警戒させるといってもそれだけで手を崩してもらえるとは限りませんが、リーチを打てば大概は手を崩してもらえます。

今回の手牌の場合はリャンメントイツをアタマ候補にする必要があったので、トイツ落としと言っても事実上リャンメン落としかそれ以上のロスがあるというのがポイント。これがならを落としてもがアタマ候補として残り、テンパイを逃すツモでもメンタンピン高めイーペーコーが狙える手広いくっつき1シャンテンになるので切りが有力です。

問題19 場況をどう読むか              

シャンポン待ちダマを選択した場合。手変わりはドラツモも含めて5種。良形変化はもれなく平和がつくので打点的メリットもそれなりにあります。

とはいえ手変わり5種ということは、麻雀牌は34種あるので、手変わりするまで平均して34/5=6.8巡かかるということ。あくまで平均なので、3割くらいは7巡経っても手変わりしないことになります。7巡後となると13巡目。ほぼ誰かがテンパイしているでしょうし、そもそもアガリが発生してそこまで巡目が回ってこないかもしれません。

もちろん、他家にアガられた場合も、その時は振り込まずに済んだので良しと言える手牌、局面であればこの限りではありませんが、東1の先制役無しドラ1テンパイなら多少待ちが悪かったとしても、押し返されることが損ではありません。ソーズの場況がよいならなおさらリーチ。マンズの場況がよい場合にテンパイ取りダマを考慮するくらいと考えます。

練習問題はトップの西家が遠く、河からもリーチすると西家からの出アガリは見込めないことからフラットな局面よりはリーチの価値が下がっていると言えます。とはいえ手変わりは更に見込みづらく、ダマにした後の立ち回りにも自信が持てないのでリーチしてそうですね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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