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ネマタの戦術本レビュー第1194回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その12 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1194回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その12 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第2章 スタンダードな押し引き

5.終盤の選択

①アガリとケイテン

終盤になるとケイテンを意識した手組をすることになりますが、裏を返せば役アリ聴牌を目指すメリットが大きく下がるということ。手牌の価値が変われば切る牌も変わってくるので思考の切り換えが必要になります。同じ聴牌を目指すにしても、なるべく放銃リスクを負わずに済む選択肢が無いかを確認しましょう。

②ケイテン取りと所有安牌

安牌を切って聴牌に取れるなら大概取った方がよいものですが、本書で指摘されている通り、「降りる構想がある」「安牌が無くなる」場合は、鳴かないことで残る安牌+ツモ番で安牌を引く可能性を踏まえて鳴かない場合もあります。今回は聴牌を取るタイミングとして絶妙なケースとして紹介されましたが、もしこれより若干スルー寄りの条件が揃っていた場合に、SuphXがどのような判断をしたのかは気になるところです。

③先切らない

一般論として、残す牌が共通安牌、先切る牌が全員に無スジである場合、中盤なら先切り有力(ただし大差で有利になるわけではない)というところ。序盤なら先手で聴牌することが多く、終盤はケイテンに加え、「間に合ってない」ケースが増えるので先切らないことが多くなります。

先切りも昨今になって見直され始めて手筋。麻雀のデータ研究が盛んになった頃には悪い評価がされがちだったのは、「受け入れを減らさない」選択は容易に選べるのに対して、有力なケースだけ先切りを選ぶのは難しいという理由もあるでしょう。先切りせずに当たり牌が浮いてしまうケースは結局切らずに済むこともありますが、先切りのつもりで当たり牌を切れば即咎められてしまうのでミスの損失も大きいです。

先切りによるスリム化は本書の大きなテーマの一つ。先切りの基本を一旦押さえたうえで、Suphxがいかに使い分けているかを次回以降確認していくことにしましょう。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

世界最強の麻雀AIを人間のトッププレイヤーが本格解説!

2019年6月、麻雀AIで初めて天鳳十段に到達し話題をさらった「Suphx」(スーパーフェニックス)。

天下のMicrosoft社が麻雀という不完全情報ゲームに殴り込みをかけてきたのです。「Suphx」の強さはもはや人間のトップレベルに達しており、他のボードゲームがそうであるように、麻雀も「AIから学ぶ」時代に突入しつつあります。

本書はその端緒となるもので、最強のAIである「Suphx」を人間界のトップといえる天鳳位を獲得したお知らせ氏が徹底的に解説するのものです。

お知らせ氏の筆致は処女作である『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』で証明されたように緻密にして正確無比。「Suphx」の打牌を咀嚼し、人間の知として昇華する上でこれ以上の適任はいないでしょう。

ぜひ本書で「Suphx」の強さの秘密と、麻雀というゲームの深淵を味わってください。

●目次
第1章 強くなること
第2章 スタンダードな押し引き
第3章 中盤のスリム化
第4章 序盤の方針

●著者プロフィール
1989年9月18日生まれ。
神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。
第14代四麻天鳳位。
著書 「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(マイナビ出版)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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