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ネマタの戦術本レビュー第1210回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その28 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1210回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その28 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第4章 序盤の方針

7.その他序盤の手順

①ラス前の条件

として1シャンテンに取ってツモでテンパイしたとしても、点数状況的にのみ手でアガっても厳しいところ。それなら1翻アップの受けが多数残る1シャンテンの方がよいということでシャンテン戻し。メンツを崩す手はなかなか見受けませんが、今回はタンヤオチートイツの2シャンテンであることもポイントでしょうか。

②迷彩

字牌から切って河を作るのが有効なのは明白ですが、どの程度アガリやすくなるとSuphxが判断しているのかは何とも気になるところです。

③完全1シャンテン神話の崩壊

実は昨今の完全1シャンテン神話の発祥とも言える、『科学する麻雀』(講談社版)でも、同様の手牌から打とすることが推奨されていたという事実を御存知の方はどの程度いらっしゃるでしょうか、『おしえて!科学する麻雀』では割愛されていた記述です。

今回の牌図のような4ブロック以下かつ、不要になりやすい(あるいは打点絡みで残したい)ヤオチュウ牌が存在しない手牌が、「何切る問題」として登場する例はかなり稀です。

その一方で、完全1シャンテンになる受けや変化をみることを推奨する5ブロック、6ブロックの問題については、何度も何度も取り上げられてきました。完全1シャンテン神話が崩壊したというよりは、これまで麻雀界で扱われて来た題材が偏重していたために、(完全1シャンテンの価値に懐疑的な人であっても)あたかもそのような神話があるかのような錯覚を持ち合わせていたというのが実際のところではないでしょうか。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

世界最強の麻雀AIを人間のトッププレイヤーが本格解説!

2019年6月、麻雀AIで初めて天鳳十段に到達し話題をさらった「Suphx」(スーパーフェニックス)。

天下のMicrosoft社が麻雀という不完全情報ゲームに殴り込みをかけてきたのです。「Suphx」の強さはもはや人間のトップレベルに達しており、他のボードゲームがそうであるように、麻雀も「AIから学ぶ」時代に突入しつつあります。

本書はその端緒となるもので、最強のAIである「Suphx」を人間界のトップといえる天鳳位を獲得したお知らせ氏が徹底的に解説するのものです。

お知らせ氏の筆致は処女作である『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』で証明されたように緻密にして正確無比。「Suphx」の打牌を咀嚼し、人間の知として昇華する上でこれ以上の適任はいないでしょう。

ぜひ本書で「Suphx」の強さの秘密と、麻雀というゲームの深淵を味わってください。

●目次
第1章 強くなること
第2章 スタンダードな押し引き
第3章 中盤のスリム化
第4章 序盤の方針

●著者プロフィール
1989年9月18日生まれ。
神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。
第14代四麻天鳳位。
著書 「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(マイナビ出版)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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