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ネマタの天鳳日記 第174回

ネマタの天鳳日記 第174回

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 メンタンピン赤でも満貫に届きますが、が残り1枚ならもちろん456三色狙い。

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 ダマでも満貫テンパイとはいえ、ダマにしたところでここから他家がを切ることはあまりなさそう。それなら失点を取り戻すべく跳満ツモ狙いのリーチもありそうですが…

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 案の定ダマでもを止められていますが、今回のように終盤なら特にダマにしたおかげで結果的に放銃を回避できることもあります。
 こういった要素は一般論として考慮に入れるのが難しいこともあり、原則はリーチ有利と押さえたうえで、微妙な場合はダマテン特有のメリットを評価してダマにすることをお勧めします。

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 メンゼンなら安めでもリーチして40符3翻以上、高め跳満まである完全1シャンテン(+ツモのチートイツテンパイ)で安手リャンメンテンパイに取るのは損とみてスルー。
 …しかしここはチー打とする手がありました。もちろんドラはいずれにせよ簡単に出る牌ではありませんが、満貫程度の1シャンテンで残り1枚なので実質悪形残りに近い。悪形でも3〜4翻テンパイならそちらがよかったですね。2翻良形テンパイとの比較と思い込んでここでも、「第3の選択肢」を見落としています。取りうる打牌は選ばないとしても意識はしておくことをお勧めします。打牌判断がどんなに優れた人でも、比較の段階で候補から抜け落ちた打牌は選べません。

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 満貫が見込める完全1シャンテンとはいえ残り1枚、テンパイ時に大抵ドラが出ていくとなると降り。1本場、2本場ともチャンス手が入りましたが思うように加点ができませんでした。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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