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ネマタの天鳳日記 第178回

ネマタの天鳳日記 第178回

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 高め三色がある。を引っ張ると待ちになった時に読まれやすい、に比べれば中は安牌になりやすいと3点揃っているので、第37回同様を先切りしてみます。

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 メンゼンでテンパイしても安手悪形になりやすいとなると、河の3段目に入れば形テンでも大体テンパイに取るところ。しかし以外なら役アリになるので迷うところです。

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 親にドラが流れてしまい6000オールをアガられてしまいました。山のどこに何が積まれているかは分かりようがないので、アガリ牌を流したこと自体は結果論でしかありません。しかし1フーロとはいえ必要そうな牌もずっとツモ切りしていて、こちらが切った牌にも全くラグがかからなかったことからテンパイしている可能性は結構ありそうです。親かつラス目となるとできればアガられたくないので、親のアガリを阻止できる可能性が一応あるところからの形テン仕掛けは疑問手だったかもしれません。
 また、今回は鳴いても東家がハイテイまでにツモる回数もツモる順番も変わりませんが、北家はポンすると東家が先にツモることになり、場合によってはツモ番を1回増やすことになります。一般的に子より親にアガられる方が不利なので、昔のセオリーで「北家は鳴くな」と言われる理由です。
 もちろん鳴くかどうかの最も重要な基準は手牌にある以上、一般論としては、同じ手役がつく同じ牌姿で南家、西家なら鳴くが、北家は鳴かないというケースは考えにくいです。
 しかし実戦で、鳴いた方が有利と言えるか微妙な牌姿から、高打点テンパイの可能性もそれなりにありそうな他家のツモ番を1回増やしてしまうのは結構な損失になります。アガリの為に鳴きを多用し、振り込みもそれほど多くない。メンゼンで高打点が十分狙える手はなるべくメンゼンで進めているつもりでも勝ちきれてないという方は、ひょっとするとこういうところで無自覚のうちに損失を重ねているのかもしれませんね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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