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第6回 ネマタの麻雀徒然草

第6回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。

 前回UNOの話をしましたが、幼い頃UNOを遊んでいて、どうしても腑に落ちなかったことがありました。それは、「最後の1枚は数字の札でないとアガれない(数字以外の札でアガった場合は追加でカードを2枚引かなければならない)」というルールの存在。公式ルールではないのですが、どうやら全国的に広まっているルールのようです。

 UNOは手札の枚数が減れば減るほど、場に出せる札が手札にある確率が減ります。よって闇雲に手札を減らそうとするのではなく、残り1枚から速やかにアガれるように手札を調整するのが勝つためのコツであり、残り1枚になった相手に何とかしてアガらせないようにするのがこのゲームの肝です。アガリに近い段階ほど有効牌が減るので、テンパイ時に強い待ちを残すようにする、アガリが近い相手に何としてでもアガリを阻止しようとする…まるで麻雀ですね(笑)

 残り1枚になってからの攻防、駆け引きが面白いところなのに、最後の1枚が場の札が何色でも出せるワイルドカードでは簡単にアガられてしまう。アガられた側にとっては興醒めです。そのため、ワイルドカードでアガることを禁止するルールができ(これも公式ルールではない)、それが転じて数字以外の札ではアガれないというルールになったのでしょうか。

 UNOの公式ルールにも、ワイルドドロー4に関するルールならあります。ワイルドドロー4が出た場合、次の手番の人は4枚引く代わりに「チャレンジ」と宣言してもよい。宣言された場合、ワイルドドロー4を出した人は手札を公開する、もし手札に他に出せるカードがあればチャレンジ成功、ワイルドドロー4を出した人はそれを手札に戻し、他に出せるカードを出したうえでカードを4枚引かなければならない。もしチャレンジ失敗なら宣言した人が4枚引くところを代わりに6枚引かなければならないというものです。効果が強力なカードに使用制限がつくこと自体は、ゲームバランスを保つためによくあること。制限が妥当なものかどうかは議論の余地がありますが、そのようなルールを追加しようという動きが起こることは理解できます。


 私が特に納得いかなかったのは、小学生時代学校のクラスで、「数札以外でアガることを禁止」するのではなく、「残り1枚が数札以外になること自体を禁止(そうなった場合は追加でカードを2枚引かなければならない)」というルールが広まっていたこと。手札は非公開なのだから残り1枚が数札以外になっても何ら問題はないはずなのですが、何と残り1枚になった人の札を覗き見して指摘してもよいということになっていました。ルールを誤解したうえに、そのルールを守ること自体が目的になってトラブルの原因にしかならないルールを追加がされてはゲームになりません。それ以来小学校を卒業するまで、UNOをプレイすることはなくなりました。

 アガリに関する制限で、ルールの誤解から広まり、ルールを守ること自体が目的になり、トラブルの原因にしかならないようなルールが採用される場合もある…何か麻雀にも似たようなものがありますよね。長くなりましたのでそれではまた次回。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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