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ネマタの手組の達人 第23回

ネマタの手組の達人 第23回

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今回の問題も実は前回と同じ構図。一般の方がタンヤオ指向で切りを主張したのに、小島プロは三色指向でを切るべきと解説。それに対して天野氏が、切り以外の手はないと異論をとなえました。理由がリャンメンが残り、三色は345だけでなく456もあるというところもよく似ています。

今回もリーチ三色カンチャン>リーチのみリャンメンであることを踏まえると、目先の受け入れのみを考えるならを残す選択が勝ります。

しかし前回と異なるのは、ピンズがの中ぶくれ形で変化が豊富であること。打としてツモなら打をアタマにすればタンヤオがつくのに対して、アタマの場合は三色がつく可能性が残ると言ってもツモが必須なので崩れやすい。よって先にピンズを引いた場合は打>打と言えます。

タンヤオへの手変わりを最大限に狙うなら打も考えられます。確かにをツモった場合はのかなり手広い1シャンテンでタンピンになりやすく、打に勝ります。

しかしツモについては打有利。打ツモなら打でも打でもなく打が好手。

ツモで確定平和三色テンパイ。ソーズがの場合と比べると、アガリ率には大差ないので打点面で有利と言えます。2シャンテンに戻す打よりも強い変化が打にある以上、打>打と言えるのではないでしょうか。よって今回は打を想定解とします。

もちろんこれはピンズ中ぶくれ形からの変化を残す猶予があるという前提の話。今回は7巡目につき猶予があると判断しましたが、そうでないならすぐ345三色テンパイの受けが残るように打受けが薄いとみるなら打も候補に挙がってくるでしょう。

前回、昔の戦術書の問題点は三色のような「手役」を狙い過ぎていたというよりは、「変化」を過大評価していたことにあるという話をしましたが、4連形や中ぶくれ形が残る形であれば話は別。実戦でもテンパイ以前にこの形ができた場合は、手変わりを優先的に残すことを考えるとよいでしょう。

ただし最大限に変化を見るといっても、必ずしもシャンテン戻しが最善になるとは限りません。今回の打ツモのように、安手悪形の受け入れを残した先により強い変化がある場合もあります。以前から申しているように、「安め、悪形拒否」ではなく、「高め、良形優先」と考えるのが手組のコツなのであります。

次回の問題

 ドラ

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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