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第93回 ネマタの麻雀徒然草

第93回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

 戦術本『麻雀の2択』のレビューを始めさせていただきました。こちらでは本書で取り上げられている、「データの泉」を元に思うところを徒然なるままに書かせていただきます。データの具体的な数値については、是非とも本書を購入のうえ御確認下さい。

「データの泉」101p

 チートイツで裏ドラがのる確率も、7(トイツの数)/34(麻雀牌の種類)で概算することが出来ます。20%というのは通常のメンツ手より低いですが、必ず2個ずつ乗るというのが大きい。チートイツは点数計算の都合上、裏ドラで効率よく打点を上げることができます。手変わりしてもいずれにせよ単騎待ちであることには変わらないことも踏まえると、メンツ手の単騎待ちと異なり、チートイツはほとんどのケースで即リーチが有力、いくら即リーチが有力と言っても、ど真ん中の無スジ中張牌単騎ではリーチしづらいので、テンパイ以前の段階で比較的アガリやすい待ちを残すように打つことになります。

 チートイツ以外に役やドラが無くても裏ドラ次第で高くなることもあり、打点を下げてアガリやすい待ちに受けることが有力になるケースが本書でも取り上げられました。他家からカンが入った場合はなおのことこの傾向が強まります。

 単騎待ちの選択となるとどうしても裏目を引くことも増え、待ち選択が正しかったどうかを検証するのも難しくなります。そういうこともあり、一昔前はとりあえずドラ単騎に受けておけば出アガリは利かなくてもツモがあるから間違いないとされることもありましたが、データ研究が進んだ今だからこそ、どの単騎に受けるのが有利かを実戦でもっと集中して判断するようにしたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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