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第126回 ネマタの麻雀徒然草

第126回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

 役満の複合以外のダブル役満を認める場合、四暗刻のアガリ牌をツモってもアガらずに四暗刻単騎テンパイに受ける選択肢も生まれます。一旦フリテンになりますが、次巡以降ツモ牌次第でフリテンを解消することができます。

 とはいえフリテンを解消できるとはいえ単騎待ち。字牌単騎に受けることができれば中盤でも50%程度のアガリ率が見込めますが、必ず待ち頃の単騎に受けることができる保証は無いので実際はそれ以下。シングル役満でもアガればほぼトップであることを踏まえると、特段の状況でない限りアガった方がよいでしょう。

 しかし、四暗刻単騎テンパイの形にもできるアガリ形はツモり四暗刻以外にもあります。例えばの形で、ツモの四暗刻変化を待っていたところにツモ。このままツモアガっても1300−2600止まりですから、これなら四暗刻単騎がダブルでなくてもアガらない方がよさそうです。ハンゲームの三人麻雀で友人が似たような手順から四暗刻単騎をアガっていました。通常ならむしろ迷わずにアガらないところですが、リーチがかかっていたので長考の末の選択。その頃まだ単騎の形で四暗刻をアガったことがなかった私は、一度くらいはこんな手筋で役満を決めてみたいものだと思ったのでありました。

 それから数年後、天鳳のオフ会のセット卓で という手をテンパイ。ダマだと出アガリ3200とはいえ流石に手変わりを待つところ。そこに上家からリーチが入り2巡後にツモはリーチの現物。はアンコスジですが、この手なら当然最大限アガリやすいように単騎に受け、すぐにリーチ者がをつかんだのでありました。四暗刻単騎以上に珍しい5の三色同刻つき。額面上は単なる役満だったのですが、やっぱり何か特別な気分にさせられましたね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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