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ネマタの戦術本レビュー第921回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その24」

ネマタの戦術本レビュー第921回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その24」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第三章

24

手牌構成読みとして7例紹介されていますが、いずれにも共通点があります。

一つは、いずれも河に並べられた牌2枚を1セットとして読みを入れているということです。従来は1枚の牌だけで色々と読みを入れている記述もよく見受けられましたが、1枚だけでは手牌構成を絞れないことが多く、結果的に勝手読みになってしまっているものも多々ありました。

もう1つは、「1枚目より2枚目の牌が、浮き牌としては面子構成しにくい」あるいは、「1枚目の牌によって、2枚目の牌の浮き牌としての面子構成しやすさが下がっている」ことにあります。単に面子構成しやすい順に牌が並べられていたら、いずれも単に浮き牌であったケースを否定できないため、例外が多過ぎて読みを入れても仕方ありません。一点読みとまではいかなくても、ある程度候補を絞ることができるからこそ、読みを有効に活用することができるというものです。

手牌構成読みには他にも様々なパターンがありますが、いずれも、「2枚以上で1セット」「単に浮き牌だったケースを否定しやすい」という共通点があります。そのことを踏まえたうえで、実戦で同様のパターンが出現したら、余裕があれば少しでも手牌構成読みに意識を向けてみましょう。「実戦で気付けることを増やす」。戦術書で知識を身につけると同等かそれ以上に、麻雀が強くなるために必要なことです。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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