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第135回 ネマタの麻雀徒然草

第135回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回のエピソードつながりの話になりますが、当時私と交流があったのは、石井氏というより最高位戦に同期でデビューしていたK氏。ハンゲームで開催していた勉強会にもよく顔を出されていました。K氏も「東風荘」出身の強豪。戦績からしても実力は石井氏に勝るとも劣らない腕前であることは間違いありませんでした。

しかし、最高位戦Cリーグは1期5節、半荘にして20戦。戦績が記録されるオンライン麻雀を長く打たれている方は御存知かと思いますが、麻雀において20戦というのは、実力を測るにはあまりにも短いもの。どんなに上手い打ち手であっても、長く続けていれば20戦のうち1度もトップを取れない経験をすることは珍しくありません。

石井氏はそんな中でもトントン拍子に昇級。わずか5年でAリーグに登り詰め、20代のうちにタイトルを3つ獲得と輝かしい成績を残されましたが、一方のK氏は1年目から絶不調で結局そのまま引退。麻雀界からも姿を消されました。

リーグ戦の試合数の少なさも問題ですが、そんな中でも短期間で実績を残すプレイヤーが現れるということは、麻雀プロと言え、誰しも強者というわけではなく、むしろ層が薄いということも意味しています。「折角プロ団体に入ったのに、麻雀の話が出来るのが石井君しかいない。」 この記事を書きながら、当時のK氏の言葉を思い出すのでありました。

実力もさることながらリーグ戦で絶好調だった石井氏が、当時ハンゲームの麻雀で8連続ラスを引いたという話をmixiの日記に書かれていたことも思い出しました。もしその不調が最高位戦デビューの1年目に来ていたらどうなっていたでしょうか。第118回でも申しましたが、麻雀はあくまで趣味として関わっている身であっても、結果がその後の人生に大きな影響を及ぼすことは少なくないと私は考えます。生業としているのであれば尚更ではないでしょうか。

現代麻雀技術論ー真のプロ選抜システム構想


本当に実力がある打ち手がプロとして選抜されるシステム構想について、「現代麻雀技術論」で書く契機になったのもこうしたエピソードが基になっています。あれから10年以上経ち、「プロの公式戦でも赤有りルールが採用される」は実現しましたが、「本当に実力がある打ち手がプロとして選抜される」システムの確立については、案の定未だ夢物語です。むしろ、「一般人に興味を持ってもらえるように、麻雀関連のイベントをより興行的に価値があるものにする試み」が始まっているだけでも、当時思っていたよりは、麻雀界は変化しつつあると言えるかもしれません。

私も当時とは麻雀界に向き合う気持ちが何かと変わったものですが、麻雀の実力と情熱を双方兼ね備えた打ち手が報われる日が来て欲しいという気持ちは、相変わらず持ち続けています。本当に日本一…否、昨今のリーチ麻雀の流行を考えれば、世界一麻雀が強いのは果たして誰なのか。それがいつしか分かる日が来る事を、改めて願わざるを得ないのでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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