麻雀が強くなるためには、短期の結果で一喜一憂しないことが大事ですが、そうは言っても印象に残りやすい結果はいつまでも覚えているものです。今回は私が印象に残った短期の結果について書き連ねます。
連続ラス記録:6回
2013年、天鳳鳳凰卓にて達成。八段昇格後、京都から戻って落ち着いた頃に九段昇段を目指して折り返しまで来たところでした。5連ラスまではMFCで何度か経験していましたが、対戦相手が厳しいこともあり記録更新。そこからは全くいいとこ無しで七段に降段。これだけならまた戻ってくればいいだけの話ですが、楽しみにしていた麻雀記事の更新が次々と止まっていたこともあり、麻雀を打つモチベが消えてしまいました。もしこの後「現代麻雀技術論」書籍化の話が来なければ、そのままネット麻雀を引退していたに違いありません。原稿執筆中に半年経過したため、現在このIDは消失しています。
連続ラス無し記録:46回
2005年、ハンゲーム(HI卓)にて達成。MFCで黄龍ランカーになるという目標を達成するも鬼打ちで財布の中身が寂しくなったので、無料で打てるハンゲームの麻雀を久々に打とうと新しくIDを作りました。この時のID名がまさに今名乗っている、「ネマタ」です。ここまでラス無しならさぞかし調子が良かったのだろうと思われそうですがそうでもなく、オーラストップ目の時は必ずと言っていいほど逆転されて2着率が5割弱みたいなことになっていました。
それまではごくたまにしかログインすることがなく、ログインしても(麻雀はMFCがあったので)将棋を始め別のゲームをやることが多かったのですが、ひたすらラスを引かずに2着を量産するというおかしな事態になっていたので、どこまでラス無しが続くかやってみようと毎日ログインするようになってました。それから間もなくして、MFCプレイヤーがハンゲームの麻雀で勉強会をしているという情報を目の当たりにして参加してみることにしました。これがまさに、「雀key会」の前身です。
もしこの時の麻雀の結果が凡庸なものであったならば、別のゲームに手を出すか、それまで通りMFCにだけ集中することになっていたでしょうから、この勉強会の存在に気付くことはなかったでしょう。そうなれば当然、「現代麻雀技術論」を書くこともありませんでした。
麻雀の結果など人生に何ら影響しないと言われることもありますが、少なくとも私の場合は、麻雀を打ち込めた時期の結果が、その後の人生にだいぶ影響したものだなと、昔のことを思い出したのでありました。