大きな目、可憐な出で立ちで多くのファンを魅了している麻雀プロ。それが橘あづさだ。155㎝と小柄な外見も相まって、小動物を思わせる愛らしさがある。そしてその印象通り、通り名はミーアキャットと名前の「あづさ」をもじった「ヅーアキャット」。プロになる以前から、この愛称で親しまれていたそうだ。アマチュア時代からユニークな異名で知られていた橘は、どのような人物なのか。本記事では橘の雀風や意外な素顔など、その魅力に迫っていこう。
目次
橘あづさの基本情報・プロフィールデータ
まーすた王子店なう?
— 橘 あづさ (ぴょん) (@zu_acat) February 1, 2022
抜け番ちう? pic.twitter.com/CaUxlqsQcm
橘 あづさ |
たちばな あづさ |
異名 |
倍満ヅーアキャット |
生年月日 |
2月15日 |
職業 |
雀荘勤務 |
出身地 |
愛知県 |
血液型 |
O型 |
趣味・特技 |
コスプレ・アニメ |
本人公式SNS |
|
所属団体 |
日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 |
2019年 |
主なタイトル |
ー |
オタク気質であることを自身でも認めている橘。趣味は自宅警備とも述べており、基本的には人見知りのようだ。しかしチームで臨む夕刊フジ杯では、チームリーダーとして活躍。「初出場である他メンバーを自分が引っ張っていきたい」と勝利を目指す頼もしい一面も見せる。実は責任感の強いしっかり者というギャップや、小さな身体に秘めた強い闘志も橘の魅力だ。
経歴
2019年:日本プロ麻雀協会入会
2020年:夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2021出場
2021年:夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022出場
麻雀との出会い・きっかけ
友人が麻雀で遊んでいたところに混ざってみたのが麻雀との出会いだったと語る橘。その面白さに魅せられ麻雀にハマった橘は、雀荘に勤めながら腕を磨き、アマチュア時代からイベントで優勝するなどの活躍を見せていた。
ゲスト来店したプロ雀士との交流も多く、様々なプロの打ち方を参考にしたり、Mリーグを観戦したりと勉強に余念がなかったようだ。また、勤めている雀荘で集計しているランキング上位の一般客がどういった打ち方をするのか、よく見て学んでいたとのこと。橘の高い向上心がうかがえるエピソードだ。
このように雀荘でしっかりと学びを得、2019年ついに日本プロ麻雀協会に入会する運びとなった。
日本プロ麻雀協会代表・五十嵐毅 「団体のカラーは、周りが判断してくれるもの」
橘あづさの打ち方や雀風
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=VoL-j0S9zJo
橘プロの雀風は、ほんわかした見た目からは想像のつかない攻撃型。高打点が狙える時にはチャンスだと捉え、強気で押して勝利を掴む姿勢が「倍満ヅーアキャット」といわれる所以だ。一方で、先手を打たれそうなときには相手の攻めに対応できるよう安牌を確保しておくことも多い。
「しっかり攻めながら、守りも固い。」まさに、かわいい見た目ながら警戒心が強く、実は肉食というミーアキャットのような雀風だ。
橘プロは持ち前の高い向上心で、これからも成長を続けていくことだろう。
橘あづさの対局時の様子
夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2021 2020/10/22
チームの成績が振るわない状況だった3回戦、橘も本来の力を発揮できずに苦しい対局が続き、南一局を迎えた。ここで橘の配牌は三色同順が望めそうなチャンス手。慎重な打牌を重ねて三色を崩すことなく聴牌へとこぎつけ、ドラのを切ってリーチに踏み切る。場に1枚出たのカンチャン待ちだったが見事にツモり、リーチ・ツモ・タンヤオ・三色の満貫アガリを見せた。
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夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022 2021/6/10
トップとは4500点差の2着で迎えたオーラス、配牌の時点で対子だったを早々に暗刻にし、6巡目でカンチャンながら聴牌。ライバルがを鳴くなど動きを見せている中、ダマテンで冷静に粘った橘プロは苦しい待ちを見事にツモり、南・ツモ・ドラ1の逆転のアガリ。チームリーダーを務めた夕刊フジ杯の初戦は堂々の逆転トップを飾り、チームに勢いをつける対局となった。
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夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2022 2021/11/11
橘が苦しい状況から勝利への活路を開いた対局がこちら。直前の局でライバルへの放銃もあり、大きく沈んだ4着で迎えた南二局の親番。配牌はドラの入ったメンツが1つあるが愚形が目立つ配牌だったところを、順調に有効牌を引き入れる。2連続でペンチャンを埋めると4巡目で勝負のリーチをかけ、しっかりツモって2600オールのアガリ。勢いを取り戻した橘はその後も満貫アガリを見せるなど善戦し、この日の対局は2着で終局を迎えた。
SNSでの評価・評判
都内の複数の雀荘に勤務している橘。ファンと交流する機会も多く、同卓した際にはその剛腕をふるっているようだ。
MLスタジアムさん、最後の方は店員のプロの方とも打つことができた。
— シュミクロ@HK@くろのっと???? (@shumi_kuro) September 11, 2021
Twitterもフォローしてる橘あづさプロ(@zu_acat )、ツヨカワだった…話しかけられなかったけど?
今日は悔しかったから、また通って実力つけていきたい‼️
強くて、そして可愛い。まさに「ツヨカワ」は橘にピッタリの賛辞だ。
@zu_acat
— きんちゃん (@kinchan_0214) February 14, 2020
?お誕生日おめでとうございます?
可愛く綺麗で笑顔も素敵なあづさプロ☺️
女優さんとして活躍してても不思議ではない女性だと、つくづく感じています?
何処かの麻雀大会などで、またお会い出来た際はお手柔らかにお願いします?
橘を「かわいい」と称賛する声は多数見られる。誕生日にお祝いのメッセージを送るファンも多く、当日にはTwitterのコメントが賑わっている。
@zu_acat
— 【公式】例のアキバ系男子(らでぃっしゅ)㌠ (@akb_radish) August 1, 2021
可愛い見かけに騙されたら痛い目見る。
づーあきゃっと。
まだ一緒に麻雀打ったことは無いけど、一説によると嗅覚で牌を認識しているとか何とか。絶対強い。
あと、あずさ じゃなくて あづさ。
間違えると運を吸い取られます。
通り名である「倍満ヅーアキャット」はファンの間でも広く認知されており、それにまつわる逸話まで誕生しているようだ。
橘あづさのおすすめの動画
夕刊フジ初戦 逆転トップ
前項でもご紹介した、夕刊フジ杯での橘の活躍がこちらだ。冒頭では緊張した面持ちだが、チームリーダーとしての頼もしさも感じられる橘プロの様子が見られる。動画1:07:30頃からのオーラスでの逆転も見事だが、対局が始まる11:00頃からの東一局の先制アガリ、続く親番での清一色も鮮やかで見応えのある対局となっている。
プロクイーンに挑戦
2021年10月に開催された第19期プロクイーンベスト16での対局。和久津晶を始めとするベテラン女流プロに挑む橘に注目だ。33:00から始まる橘の親番の南一局2本場、打点の低かった聴牌を8300点アガリに仕上げた対局はお見事の一言。結果は敗退となってしまったが、対局後に解説の佐々木寿人と共に対局を振り返り次回への意気込みを語った。
橘あづさのニュース・こぼれ話
ラーメン好き
主食はラーメンと自称するほどラーメンを愛している橘。橘のTwitterには様々なラーメンが登場する。勤務している雀荘を早番で上がった時にはラーメンを食べて帰宅することも多いようだ。そのラーメン愛は店舗で食べることにとどまらず、家でも作ったインスタントラーメンに具を追加したり、カップラーメンでさえも調味料をプラスしたりとより美味しく食べることへの強い探求心が垣間見える。
本日は滝沢プロゲストイベント!
— 橘 あづさ (ぴょん) (@zu_acat) October 23, 2020
そして珍しく早番です!10時からお待ちしております(о´∀`о)
(昨日お家で作ったラーメン) pic.twitter.com/Q88au1zPEz
コスプレは男装もお手のもの
趣味のコスプレは橘の容姿に合わせた可愛い系かと思いきや、手持ちの衣装は男装コスチュームが多いそうだ。女流がコスプレで参加することでお馴染みの最高位戦ペアマッチではワンピースのルフィのコスプレを披露した。勤務するMLスタジアムのハロウィンカップでも毎年様々なコスチュームでファンを楽しませてくれている。
著名人・有名プロも多数参加で今年も大盛況!最高位戦ペアマッチ2020
お決まりの間違い訂正。名前はあ「づ」さ
口頭では問題ないが、文字表記の際によく間違われるという橘の名前。正しくは「あづさ」だが、遡ること幼少の頃から「あずさ」と間違って表記されてきたらしい。橘も根気強く訂正しているが、最近ではフォロワー同士で間違いを訂正したり、橘にツッコんでもらいたいが為にわざと「あずさ」と呼んでみたりと、もはやコミュニケーションのネタの一つになっているようだ。