こんにちは、まろちょふです。
今日は08/05(日)にAbemaTV麻雀chで放送された麻雀駅伝2018 Final Round RTDルールでの村上淳プロの一打を紹介します。
対局者は村上淳プロ、萩原聖人さん、谷井茂文プロ、松本吉弘プロ。4日間に渡る戦いの最終日の3回戦目の東2局を振り返ります。
ルールはRTDルール。一発裏あり、赤なし。オカありのウマが10-30となります。
最終日2回戦までのチームトータルは下記の通りとなっていました。
村上(最) | 萩原(ア) | 谷井(R) | 松本(協) |
▲17.6 | 158.4 | ▲71.2 | ▲71.6 |
1回戦でアマチュア連合の藤田晋さんがトップをとり、いよいよ優勝に王手がかかったか?と思われましたが2回戦で近藤プロが大きなトップラスを決め、最高位戦が巻き返しを図る3回戦目となりました。
2回戦東2局時点の状況
村上(最) | 北家 | 50,900 |
萩原(ア) | 東家 | 7,500 |
谷井(R) | 北家 | 14,000 |
松本(協) | 東家 | 27,600 |
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 萩原さんの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
萩原さんは親でややまとまった配牌。村上プロはホンイツや七対子を見ながらドラを大事にして戦う一局になりそうです。
3巡目にして早くも親の萩原さんがイーシャンテン。タンヤオに決め打ち、変化によっては二盃口まで見る手順です。
を引いたため手広いイーシャンテンとなりました。
そしてを引いて両面変化。
村上プロは七対子に進めています。
萩原さんが先制リーチ。ソウズが埋まった形の待ちでのタンヤオリーチとなりました。
七対子でドラが浮いた形のイーシャンテンの村上プロ。宣言牌またぎのを一旦押さえます。
そしてを引き聴牌。を勝負してドラの単騎での聴牌となりました。
そして次順引いてきた危険牌の。こちらも無筋ですが・・・?
こちらは切らずに現物で回ります。
そして結果は・・・
萩原さんはツモることができずに流局。一人聴牌となりました。
この一局について村上プロに思考を伺いました。「萩原さんの捨て牌が3巡目手出しの後、ツモ切りはさんで手出し、手出し。純粋なカン払いではないので、ピンズはかの可能性が高い。の関連牌としてマンズの上も持ってますが、リーチ後にが通ってもも通って、3枚見えも考えるとマンズのターツは完成している可能性が高い。そしてかなり当たる牌が限定されている状況でテンパイ打牌でを通したので、次のはやめるつもりでダマにしました。」とのお話でした。
村上プロはよくドラ単騎の七対子を立直しているイメージがありますが、ドラ単騎の七対子は山にどれくらい残ってるかの判断も付きづらく、親が持っているかの判断もしづらい牌。なおかつ今回の先制リーチの親は直撃されたくない萩原さんであったためにより慎重に対応した ということでしょう。
村上プロの読み、判断が存分に光った反撃の隙を与えない丁寧な一局でした!