シンデレラファイト、みんな白い服着がち
#中島由矩の麻雀あるある

シンデレラ年次3年目ながら前回ファイナリストの齊藤しょあ、同セミファイナリストで6年目の成海有紗に、4年目の鈴木楓、5年目の玉木璃子が挑む。
筆者の勉強不足だったら大変申し訳ないのだが、鈴木楓以上にXが面白いシンデレラを知らない。
その筆頭となるのが、タイトルにもある【#鈴木楓の365日麻雀あるある】だ。

本当はここぞという場面にバチッとリンクさせて使いたいのだが、例として3つだけお見せしよう。鈴木楓のXをフォローすると、こういうのが毎日見られますよ、と。

【麻雀あるある】2日目
ダブ東とダブ南の兄弟がいたとき、ダブ東は真面目で、ダブ南は少しチャラい
これを【牌の擬人化】と表現していいのかどうかは意見の分かれるところだが、2日目にしてこの仕上がりはどうだろう。ダブ東は親だから、ということがとても大きく関与していると思うのだけど、それも合わせてどうだろう。麻雀界に、シンデレラファイトに、一石を投じる作品だとは思わないか。筆者は思った。

【麻雀あるある】18日目
雀卓のサイコロ、一生あそこから出られなくて可哀想
雀卓のサイコロの気持ちになってしたためた18日目はいかがだったか。このポストから、狂気を感じることはできまいか。筆者は感じた。麻雀あるあるを全身に浴びた、と言ってもいいかもしれない。

【麻雀あるある】30日目
3900アガって供託も2000点貰った時、なんなら供託のほうが嬉しい
東1局0本場に、大きな花火を打ち上げたのは、日本三大花火大会の一つとして有名な長岡出身の齊藤しょあ。ちなみに、残りの2つは、秋田の大曲と茨城の土浦なので、覚えておいてもらいたい。

6巡目にカン
待ちでテンパイすると、即リーチを決断。鈴木楓から打ち取って、裏ドラを3枚乗せ、12000に仕上げた。

【麻雀あるある】6日目
のシャンポンリーチをしたときに、
を切れば筋になるから「
ツモれ、
ツモれ」と思うけど、普通に「
ツモれ」と思ったほうがいい
その後も、齊藤が一方的に連荘する展開だったが、それを止めたのは成海の冷静なダマテンだった。

齊藤がドラの
をポンして、ダブ
バックで18000のファーストテンパイ。

玉木も
をポンしてピンズに向かい、打点を追いつつ齊藤の親落としを目論む。

成海は、役なしカン
待ちで、ツモった時のみアガれる形から、ツモ
をとらえてタンヤオに構え、アガリをもぎ取った。
しかしその後も齊藤が大量リードを築き、ラス脱落をめぐるオーラスへ。
【南4局0本場】
東家・玉木璃子 18100
南家・齊藤しょあ 43100
西家・成海有紗 21100
北家・鈴木楓 17700
実は1番立ち回りが難しいのは3着目で親の玉木で、流局時ノーテンで伏せられないのに加えて、仮にアガったとしても次局を戦わなければならない。
逆に、ラス目の鈴木楓は、ガムシャラにテンパイを取り、1000点でもいいからアガってラス脱落を回避したい。

鈴木楓は
ポンから発進して、遮二無二タンヤオへ。

成海は自風の
を仕掛けてイーシャンテンになる中、

ファーストテンパイを入れていた親の玉木がロンアガリ。2900を手にし、鈴木楓を突き放していく。
【南4局1本場】
東家・玉木璃子 21000
南家・齊藤しょあ 43100
西家・成海有紗 18200
北家・鈴木楓 17700
しかし、鈴木楓にしてみれば、ライバルが玉木から成海に変わっただけで、次局はほぼ仕切り直しになるような格好だ。
ここで、今の状況にフィットした【#鈴木楓の365日麻雀あるある】を1つ紹介しよう。

【麻雀あるある】8日目
配牌は運、ツモは実力 みたいな雰囲気がある
500点上で3着目にいる成海をターゲットとし、運と実力で着アップを勝ち取りたい。

第1ツモで
を引き入れ、メンツを完成させる。これは運も実力もあると考えて差し支えない。
親の玉木は、
◾️相手が誰であっても「ロン、3900は4200。」と言われればラス脱落。
◾️鈴木に「ロン、2000は2300。」と言われればラス脱落。
◾️齊藤や成海に「ツモ、4000・8000。」と言われればラス脱落。
となる。それが分かっているから、目一杯前に出た。

【麻雀あるある】4日目
長考中の他家から「すみません」と言われた時、バスで赤ちゃんが泣いてる時くらい「気にしてませんよ」の顔する
カン
チー、
チーと二副露し、
バックのイーシャンテンになったところで、打った
に

「ロン。」
声の主は成海だ。2000は2300までなら鈴木が脱落、3900は4200以上なら玉木が脱落となる。
鈴木楓、こういう時の麻雀あるあるは、何かないのかよぉー!

「1000は1300。」

この時の鈴木は、少し笑ったようにも見えた。当然悲しいわけだけど。
(麻雀て…こういうとこ、あるよな。)
って、改めて思ったんじゃないかな。

これからあと335日続くであろう【#鈴木楓の365日麻雀あるある】のイメージは、ともすれば麻雀に対して真摯に向き合っていないようにも思われる可能性がある。ガラスの靴を獲って雑音を振り払いたかったが、鈴木楓はその機会を今日この試合で失った。

Best16GroupB♯2で、トップを獲得した齊藤しょあは、SemiFinalへとコマを進める。好配牌を生かし、アガリに向かってポジティブに前進していく姿は、令和のシンデレラ像に相応しいと言える。
2着の玉木璃子と3着の成海有紗は、♯3で仕切り直す。5年連続出場の成海は、今大会をずっと支えてきた功労者という側面もある。初出場の玉木は、得意の展開を齊藤にやられてしまい、早く次の半荘を打ちたいのではないか。筆者も早くこの観戦記を書き終えて、♯3を見たい。
無念のラスになってしまった鈴木楓は、カメラからフレームアウトするんじゃないかというくらい、深々とお辞儀をし、舞台を降りた。反省会では、「今日はスピって来たんですけど、周りのスピが強すぎました。」と笑う。さっきのお辞儀もスピのうちの1つなのだろうか。

最後に、筆者の大好きな写真を紹介して、この稿を締めよう。

シンデレラファイトでは、このように、その日同卓する4人で一緒に写真を撮るケースが少なくない。プロの写真家が手がけた宣材のように、技術的に優れているわけではないが、4人の関係性やこの試合にかける想いが真っ直ぐ伝わってくる1枚だ。SNSに上がるものもあれば、あまり話題になることなく、ひっそりと消えていくものもある。
鈴木楓がバトンを託した仲間たちは、次どんな素敵な戦いを見せてくれるのだろう。今からワクワクが止まらない。いや、ワクワクとあるあるが止まらない。
Day6結果レポート
#1,#3観戦記
三元牌で人生が変わった日【シンデレラファイト シーズン5 BEST16 GroupB #1 担当記者・神尾美智子】
#3準備中



























