最も熱いファンを持つであろうTEAM RAIDEN / 雷電 。Mリーグでは3年連続ファイナル進出が叶わず、選手、ファン共々悔しさを抱える3年間を過ごした。
この3年間の結果を受け、2020シーズン閉会式後のインタビューにて、高柳監督は選手補強の可能性はあると発言していた。
【Mリーグ】チーム雷電インタビュー「とにかく勝つために死ぬ気で戦いたい」
その発言を受けた8月2日のドラフト当日、雷電が指名したのは本田朋広だった。
本田といえば、ここ数年グランプリMAX連覇、最強戦2020ファイナル出場、EX風林火山ドラフトオーディション2位と結果を残しており、成績もさることながら、いかなる場面においても落ち着いた表情と乱れぬ所作でファンが急増している選手である。
本田の指名にはファンからも喜びの声があがり、2021シーズンこそ、ファイナル進出、そして優勝シャーレを掲げる雷電の姿を期待している。
⚡️選手契約のご報告⚡️#TEAM雷電 は本田朋広選手と選手契約の合意をいたしました。
— TEAM RAIDEN/雷電【公式】 (@RaidenTeam) August 18, 2021
2021シーズンは #萩原聖人 選手、#瀬戸熊直樹 選手、#黒沢咲 選手、 #本田朋広 選手、そしてファンの皆様と初のファイナル進出、その先の優勝を目指して参ります
今季も熱い応援よろしくお願いいたします❗️ #Mリーグ pic.twitter.com/CKEXF8DAY3
無事に契約合意した本田と高柳監督にオンラインでインタビューを行った。
指名された時は衝撃だった
──本田選手にお伺いします。Mリーグを約一ヶ月後に控えた今の心境は?
「今はシーズンに向けての準備で忙しく、そこまで実感がないというか……。富山から東京に出てくるのが想像以上に大変で、引っ越しの準備に追われています。家探しに関してもチームのみなさんから良いところをおすすめしてもらったりしています」
──開幕まであと約1ヶ月ですが、具体的にどんな準備をしていきますか?
「引っ越し準備の合間を縫って、赤アリ麻雀を打ち込んだり、今までの放送対局を見直したり、Mリーガーからお話を聞いたりしています。この前は黒沢選手に高い打点を作るためのアドバイスをいただいたりしました。実践できるかどうかはちょっと、自信がないところもありますが……(笑)」
──麻雀プロになろうと思った理由は?
「当時はMONDO TVのMONDO杯を見ていて『この人たちと戦いたい』と思ってプロを目指しました。東京と富山の距離は特に苦になりませんでしたね。プロになる前から戦いたいと思っていた選手と、すでに何度か対戦していますが、Mリーグの舞台で戦えるということは楽しみの一つではあります」
──Mリーグ初年度からMリーガーになりたいという意識はありましたか?
「初年度からMリーガーになりたいという意識は正直ありませんでした。しかし、自分がタイトルを獲って活躍していくにつれて、より多くの方に応援されるようになり、みなさんから『次はMリーガーになるんじゃないか』と言われる機会がありました。そういった応援に後押しされて意識するようになり、最終的にはMリーガーを目指すべきだなと心境が変化していきました」
──風林火山オーディションでは2位という結果でしたが、ドラフト当日、他のチームから指名される可能性は考えましたか?
「正直考えていませんでした。勝つことが全てと思ってやってきたので、お話をいただいたときは衝撃でした。勝って結果を出す以外で、選ばれるという選択肢があったなんて、という感じでした」
高柳監督「2020年の最強戦から気になっていた」
──高柳監督にお伺いします。本田選手がチームメンバーの候補にあがるきっかけが何かあったのでしょうか?
「最初に本田選手をきちんと見たのは黒沢選手と戦った2020年の最強戦ファイナルでした。それがきっかけで試合を見たりどういう選手か調べたりして、少し気になるようになりました」
「その段階では翌シーズン補強するなど現実的に全く考えていない状況でしたが、今後4人目を獲得することになったら本田選手は候補に入るなとは思っておりました」
「実際に放送対局で役満をアガるシーンを見た時、なかなか大舞台で役満をアガれる人ってそんなにいないし、何かを持っている選手だと感じました。普段の本田選手の対局を見ていても、基本的に高い打点を目指して手を組んでいく印象があり、チーム的に共感が持てる打ち方だし、雷電が掲げる『面白い麻雀』にマッチしていると思います」
本田選手「僕自身仕掛けは多用しない方なので、打ち方はチームメイトと同じタイプだと思います」
──役満のお話がありましたが、『北陸の役満プリンス』という異名はいつつけられたのですか?
本田選手「1回目のグランプリをとったときに、2試合連続で役満をアガったんですけど、その後に最強戦に出場することになったので、黒木さんに考えていただきました。最初は『富山の役満プリンス』だったんですけど、語感的に北陸の方がいいだろうということで『北陸の役満プリンス』になりました」
高柳監督「僕もお隣りの石川県出身なので、個人的な親近感は元々持っていました(笑)。同じ北陸人として、『北陸』がキャッチフレーズにあることは嬉しいですね」
──高柳監督の「本田選手がオーディションで優勝しても指名した」というドラフトでのコメントについて
「本当に指名しようと思っていました。風林火山からもオーディションはやるけど、(ウェーバー順的に)他チームが優勝者を指名してもいいですよという話は当初からありましたし、気にせずに指名するつもりでした」
萩原選手も納得の指名
──瀬戸熊選手、萩原選手、黒沢選手からの印象は?
高柳監督「瀬戸熊選手は同じ連盟員の本田選手を元々よく知ってますし、萩原選手も前から交流があったようで印象も良かったですし好意的に受け止めてくれました。黒沢選手は本田選手と話したことはなくあまり知らなかったみたいですが、麻雀の実力含めて好印象は持たれていました」
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──本田選手に期待することは?
高柳監督「ポイントゲッターです。1ポイントでも多く稼いでもらうことに期待してますし、そうなってくれると信じてます」
本田選手「結果を出すしか僕は生きる道がないので、期待には必ず応えます」
──最後にファンの皆様に一言お願いします
本田選手「僕の中ではファイナルに残ることは最低条件です。自分の結果でファイナルを逃すようなことはありえないと思っています。雷電ユニバースの皆様をファイナルで楽しませて、勝って優勝して喜びたいですね」
高柳監督「チーム創設以来、初の4人体制ということで、とても新鮮な気持ちですし、ファンの皆様も同じように期待感が高まっていると思います。実際本田選手が入ることになって、ファンの皆様の歓迎の声がとても多いんですよね。その高まっている気持ちのまま2021シーズンを迎えて成績を残し、まずはファイナル、そして優勝と、今年こそ4選手一丸となって達成したいと強く思っています。北陸の役満プリンスが、Mリーグでも役満を見せてくれることを期待しつつ、ご声援のほど何卒よろしくお願い致します」
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