10月4日に開幕となったMリーグ2021シーズン、第2週の月、火、木、金の試合終えを各チーム8試合、計16試合を消化した。
当記事では10月2週目に起きた出来事、トピックスを振り返る。
▼10月1週目のハイライト記事はこちら!
【Mリーグ】雷電がスタートダッシュに成功!視聴人数は4日連続100万視聴の大台突破!【2021シーズン10月1週目ハイライト】
大注目の2021シーズン!開幕日から6日連続100万視聴突破継続中!
▼10月4日のABEMA視聴数ランキング
【Mリーグ2021】Mリーグ開幕戦150万視聴突破!
開幕日には150万視聴を越え、注目度の上昇を感じさせる2021シーズン。
2週目の視聴数は10/11 101万 10/12 100万 10/14 121万 10/15 112万と引き続き開幕から8日連続で100万視聴オーバーとなっている。14日の数字が大きくなっているのは、第1試合18局、第2試合13局と長い試合になったことも影響はしているだろう。しかし逆に言うと今季はここまで短い試合が多かったのにも関わらず、全日100万視聴を突破している。Mリーグの注目度がより上がっていることを裏付ける証拠にもなるだろう。
▼10月15日のABEMA視聴数ランキング
最後の新規参入メンバーの東城の初陣は2着!松ヶ瀬は早くも5戦出場で個人首位の大活躍!
【10/11 Mリーグ2021 1戦目結果】寿人が卓上を焼き尽くすアガリを連発しトップ!初登板の東城は2位!
東城は10月11日(月)1戦目、2週目の第1試合で初出場。これで5名の新メンバー全員が初出場を果たした。
この試合では寿人が怒涛のアガリを決めトップとなったが、東城も門前手順で攻め抜き2着となった。複雑な判断が必要になる場面はあまり現れず、副露手順や細かい着順を意識した押し引き等は今後の試合で見れることだろう。気負いすぎずに1戦戦い抜くことができたのはフェニックスサポーターにとっても好材料と言えるのではないだろうか。
松ヶ瀬は2週目でも2試合出場。風林火山の2週目のオーダーはなんと亜樹、松ヶ瀬、亜樹、松ヶ瀬となり2週目の計8試合中5試合で松ヶ瀬が出場。勝又はいまだに未出場となっている。
松ヶ瀬は個人3連勝。10月14日2試合目では同団体の代表多井との念願のMリーグ初対戦。ここでトップを取れたことはチームにとっても松ヶ瀬にとっても大きな1戦となった。
風林火山は松ヶ瀬が大きな柱となったことで滝沢が抜けたマイナスを一切感じさせない戦いが今後できるだろう。
話題となった選択!朝倉の打2m、近藤の5mビタ止め!
ここではSNS等で大きく話題になった選択が2つをご紹介します。
10月14日第1試合 東3局3本場 朝倉選手のドラ2mのツモ切り
【10/14 Mリーグ2021 1戦目結果】朝倉がオーラス跳満ツモ条件をクリアし、チーム・個人初トップ!
朝倉は東1局の親番でリードを広げることに成功。やや余裕がある東3局。役牌のが対子でドラがの手牌。不安定なターツはあるが一応5ブロックには足りている状況。朝倉はアガリ率MAXと判断して打のツモ切りを選択した。
わかりやすい数値にしただけで50%や40%もあがれない手牌で、実際は40%代と30%代くらいの差だとは思います🐴
— 朝倉康心/ASAPIN🐴 (@asakurapinpin) October 14, 2021
孤立のにくっついての良形ターツを目指しつつ、他の愚形の裏目も嫌ったいわば6ブロック進行でアガリを逃さないように、という意図での選択でした。
朝倉選手本人の振り返り配信ではこの場面を入念に検討されています。
10月15日第2試合 東3局2本場 近藤選手の5m止め放銃回避
近藤は瀬戸熊の4巡目のをポンすれは待ちの跳満聴牌だったがこれをワンスルー、その後のをポンして聴牌を取った。
しかしその後瀬戸熊のリーチを受けて無筋のを止める選択をした。実際に瀬戸熊のリーチは平和の待ち。近藤はこの後を引き戻し役アリ満貫聴牌で復活。流局となった。
▼裏インタビューでの近藤の判断
この試合では解説の渋川難波による裏インタビューがあり、その場で近藤は「自分の打点が高いのはあるけれど、一枚スルーしたとドラの待ちでは勝負は割に合わないと判断した。オタ風の一鳴きは、が非常に止められやすくなってしまい、決着が遅くなりやすいので嫌った」と語った。自身の手におぼれず冷静に判断する姿勢が伺えた。
編集部が選ぶ今週のWMEG(Weekly Most Exciting Game):10月14日第2試合 多井vs松ヶ瀬vs石橋vs寿人
当記事では今後編集部が選ぶWMEG(Weekly Most Exciting Game)コーナーを実施していく。今回は木曜日の第2試合と決定。
先程松ヶ瀬が自身の3連勝を多井との初対戦でつかみ取ったこともそうだが、オーラスの各選手の判断の鋭さが大きく結果を変えた劇的な1局だったことが選出理由となる。
南4局
トップ目の石橋が7巡目に平和の待ち聴牌。これをアガってあっさりゲームエンドとなりかと思われたが・・・
なかなかアガリが出ぬまま進み、多井が12巡目でを持ってきた所で一旦で凌ぎ、松ヶ瀬の打に合わせ打ちしてオリ進行をとった。多井は現在4着目で寿人との差は6000点。しかし現状のこの手からそれを逆転する手を作るのは厳しく、松ヶ瀬、石橋への放銃はゲームが終わってしまう。それよりは寿人の石橋、松ヶ瀬への満貫放銃か寿人の安い連荘にかけてここは耐える選択とした。そしてこの選択が報われることとなる。
15巡目、時間はかかったが親の寿人が聴牌に辿り着きリーチ。それに同巡で松ヶ瀬がタンヤオドラ赤の聴牌で追いつく。石橋との点差は5800点。寿人のリーチ棒付きででも条件を満たすためダマテン。奇しくも石橋と同じ待ちの聴牌となった。
そして寿人がを掴み決着。寿人はこの放銃で4着となり、石橋は先に聴牌を入れていたが悔しい逆転を許す結果となった。多井は厳しい状況ながらも最善の判断で3着で凌ぎ切る結果となった。
全員がそれぞれの最大限の判断をした上での決着となり、見ごたえ溢れるゲームとなった。
10月15日日(2週目)終了時点の得点表(チーム・個人)
トータルスコアでは雷電が首位をキープ。風林火山が松ヶ瀬の個人連勝で大きくスコアを伸ばして2位に浮上した。フェニックスも茅森の大トップ、デビュー戦の東城の奮闘もありスコアを伸ばした。ドリブンズ、麻雀格闘倶楽部がやや苦しいスタートとなっているがまだまだこれからといったところか。
第2週終了時点の個人結果はこちら。なんとチームの8戦中5戦出場となった松ヶ瀬が既に3勝を挙げ個人首位に。連勝となった沢崎も個人2位につけている。