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ネマタの戦術本レビュー第107回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その19」

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Q133 
「鳴き前提」とありますが、メンゼンでテンパイした場合も役牌と何かのシャボ待ちが残る方がよいから、よりよい手になる受けを重視して3トイツを残すと考えた方がよいかもしれません。

手役がつくことは打点が上がるのでメンゼンにおいてもメリットになるので、特別鳴きを考慮しなくても打牌判断ができる一方、「鳴き」を優先するあまりメンゼンで手が進んだ場合に損な選択を選んでしまうミスを防ぐことができるためです。

Q134
Q116とドラが違う問題。イーペーコーは先にを引く必要がありますが、ドラ受けは先に引いた場合も残るので、ドラ受けを残して雀頭固定とします。

Q135
くっつきよりヘッドレスに受ける例外。、Q106やQ113の類似問題でしたが、ソーズの多メンチャン形を残しつつくっつきに受ける打で受けがかぶるため受け入れ枚数でも打に劣るためヘッドレスに受ける選択が有力になりました。ドラでなくても、打ならマンズで良形面子候補ができた時に打で更に手広くなる変化もあるので打とします。

 

つぶやきへのコメント
バッグに折りたたみ傘を入れるようになったのでその押し引きをすることはなくなりました。結局雨が降らないと超高確率で傘を忘れてくるので、雨が降ってない限り傘を持たない全ツッパスタイルでした。帰りに雨が降っている時も、行きは傘を持って行かなかったものだと勘違いして傘を忘れて帰ったことすらあります(笑)

 

Q136
平和がつき、手変わりも少ない場合はリャンカン>カンチャントイツ。2トイツでカンチャンを優先するケースは少ないですね。初心者はトイツを大事にしたがると昔からよく言われていましたが、色々な理由でトイツ残しの方が優れていることが多いことが示されてきたのが現代の麻雀戦術の特徴と言えるかもしれません。

Q137
またもやピンズの多メンチャン形を残すくっつき1シャンテンに受ける問題。今回はが赤で三色もあるのでなおのことピンズが待ちになりやすいように受けます。くっつき1シャンテンの打牌基準を覚えようとすると結構ややこしいですが、結局のところ、「残った時に待ちとして強い受けが残りやすいようにする」「ヘッドレス形に受けるのは例外的」ということを意識していれば大体正解を導き出せます。

Q138
3トイツ形とはいえ、トイツよりはリャンメンを優先します。を先に引いた場合はドラ待ちにならないカンに受けられるメリットはありますが、「どうしても満貫必要」であれば流石に打でしょうか。

 

つぶやきへのコメント
食品や飲料の0キロカロリーも5キロカロリー未満のことですね。四捨五入して0と、全く可能性が無いの意味の0とは意味合いが異なるので、区別してほしいという思いはあります。ただ麻雀はあくまで期待値のゲーム。「可能性が0ではない」ことをことさら評価すると打牌判断を誤りがちなので注意したいところです。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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