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ネマタの戦術本レビュー第108回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その20」

ネマタの戦術本レビュー第108回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その20」
ネマタの戦術本レビュー
2016年09月16日 20:00

Q139
良形変化が無く平和がつく形なので例外的にカンチャン残し。(西ヨーロッパ形)はイマイチな形ともよく言われることもあり打は盲点だったかもしれません。

Q140
今回は面子候補同士の比較ですが、トイツは良形変化が多いこともあり3トイツより先にペンチャン落とし。
こうしてみると、2シャンテン以上の場合、3トイツであっても他の悪形面子候補より先に落とす例の方がむしろ少なそうです。

Q141
若干受け入れが狭くなるとはいえ、良形テンパイになる受け入れ優先で。手広いくっつき形を崩してまでは345三色はみません。
よりよい手優先と言っても、引きの最高形よりは以外の牌を引いた時に有利になる方がよいです。

つぶやきへのコメント
「不完全情報ゲーム」なので「必勝法」はありませんが、「最適解」は存在します。
「必勝法」が無い故に、「麻雀に答えは無い」と言う人がいますが、「答えはあるが、現状分からないし、今後分かる保証があるわけでもない」と言うのが正確です。

Q142
ドラなので最高形はを残してツモですが、これも最高の牌以外を引いた時に有利になりやすいことを優先して4連形を残します。

Q143
何切るではよく使われますが出現頻度自体は結構低い形。3枚持ちの牌が多くいかにもコーツ手が見えるのも盲点になりやすい理由です。

Q144
が赤でないなら、ツモは打側に若干分があるとはいえ、他のテンパイするツモではかなり打点差がつくこともあり打が有力です。
「赤有りルールだから打ち方を変える」のではなく、「実際に見えている赤に応じて打ち方を変える」というのが正確です。

つぶやきへのコメント
宝くじは未成年でも買うことが可能ですが、これは、射幸心を煽らないからだそうです。要は期待値がとても低い。
身の丈に合わない大金が万一当たってしまうと困りかねないということも考えるとむしろ期待値以上に損とも言えます。
当たるかもしれないことを待つのが楽しいというように、結果ではなく過程を楽しんでこそのギャンブル。
結果しか楽しめないギャンブルならやらない方がいいでしょう。

Q145
ウイング9枚形とありますが、こちらは他に雀頭がある場合に、のリャンメンカンチャンが合わさった形。
一方ウイング8枚形は、ヘッドレス形の時にヘッドを作りやすい形なので性質が違います。
個人的には、似て非なる形は区別しやすいように名前は似せない方がよいと考えているので、前者はリャンメンカンチャンの発展形とみなし、後者のみをウイング(両翼形)と呼んでいます。

Q146
今回はドラにつき打ならツモ以外はタンピンドラドラ、打はドラが出て行く受け入れが残り、打でも完全1シャンテン以上に手広いとなるとそれ以上の受け入れ枚数はさほどアガリ率には寄与しないため、よりよい手優先の観点から打に分があるというところでしょうか。
本書ではあまり解説されていませんが、やはり基本はくっつき>ヘッドレス。ウイングを含むとはいえ、ヘッドレス形に受けるのはむしろレアケースです。

Q147
くっつき形におけるウイングは、受けが被っているとはいえ、と中ぶくれ形×2の形なので良形テンパイになる受け入れが多く、イーペーコー、3メンチャンの目が残ります。
今回は雀頭固定のくっつきがよりよい手になりやすい。一手先を正しく評価することこそ重要であり、形を覚えるのはその為の手段。
覚えた形を残すこと自体を目的化しないように注意しましょう。

つぶやきへのコメント
麻雀は他家との戦いであるより前にツモ牌との戦いですからね。
むしろ、ゲーム理論的な駆け引きが重要であるという価値観こそが、麻雀理論の発展が遅れた一因であるように思います。

 

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G・ウザク (著), 福地 誠 (編集)
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この記事を書いた人

ネマタ
ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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