Mリーグ21名のうち、女子選手は全部で5人。そのうち2人が所属するのが、セガサミーフェニックス(魚谷侑未、近藤誠一、茅森早香)だ。年長者の近藤が引っ張るチームかと思いきや、チームの雰囲気はそうでもなさそうだ。その雰囲気はこれまでのプロスポーツにはない独特なTwitterの活用方法から垣間見える。
Twitterをファン交流に活用するセガサミーフェニックス
「SNSやパブリックビューイングでの応援がうれしいですね。とても盛り上がっているのを感じます」
茅森はMリーグが始まってからの環境の変化について語った。
「似顔絵を描いてくれる方が増えましたよね」
確かにAbemaTVでRTDリーグが放送され始めた直後から、選手のイラストをTwitterで公開するファンが増えた。
その流れはMリーグが開幕しても続いている。
#Mリーグ
— 🍊夏野みか🍊 (@72no3can) 2018年11月9日
私も昨夜の茅森プロの目線にはグッと来ました… pic.twitter.com/OMKEQXv0CW
Mリーグ選手21名のイラストをまとめました!麻雀界の一大イベント、盛り上がって欲しいです!( ゚∀゚ )
— ニコ (@chinpuiF) 2018年11月6日
#Mリーグ pic.twitter.com/FlEEOtmHnM
「あと、ウヒョ助さんの漫画も面白いですよね」
と、近代麻雀で連載しているウヒョ助氏がTwitterで公開している、Mリーグの選手をコミカルに表現した漫画についても触れた。
茅森は狂気的なキャラ付けがされているが、本人はどう思っているのか。
「なんとも思って無いですよ。面白いなーと思って(笑)漫画も結構おおげさじゃないですか?でも、実際あんな感じかもしれないですね(笑)」
と感謝を口にした。選手も漫画を引用してファンとの交流に利用しているのだ。
ちなみに茅森のお気に入りは初トップを決めた時の漫画だそうだ。
Mリーグ漫画 その21
— ウヒョ助/塚脇永久 (@uhyoneko) 2018年10月30日
酢酸 pic.twitter.com/lUX4EWdOmw
ウヒョ助さんのMリーグ漫画との比較(*´-`)#セガサミーフェニックス #メガネ#誠一さん明日の最高位決定戦頑張って pic.twitter.com/xzzePv6dbn
— 魚谷侑未 (@yuumi1102) 2018年11月22日
Mリーグの選手たちはプロ歴がみな長く、プロ入り前から20年以上の付き合いもざらで気心が知れている仲だ。
そうした中で、選手同士のTwitterでの掛け合いは”馴れ合い”と取られることもあるだろう。
試合中のTwitterは他のプロスポーツではまず見られない光景だ。
しかしインターネットTVである「AbemaTV」で全試合が放送され、ファンはコメント欄で熱狂し、対局の様子をすぐにTwitterでシェアする。
選手もファンからは見えない控え室で動画を撮り、喜びや悲しみを最大限に表す。
SNSがきっかけで、対局中は黙々と打っている選手の新たな一面がわかることもある。
スマホでの観戦が主流とあって、こうしたSNSの活用方法がむしろ、新しい時代のスポーツ中継なのかもしれない。