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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第42回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第42回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節二回戦C卓

▼対局者
タケオしゃん
Ⓢ福地誠
独歩
お知らせ

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東4局2本場

現物がのみで、テンパイすれば勝負になる1シャンテンにつきまだ押します。

残り3枚なので実質悪形。同じ3枚でもカンチャンなら追いかけてそうですが、単騎を含むテンパイ形なので待ち選択の可能性を残すに越したことはないと判断。

結果的に11600の当たり牌を止めて同テンで追いかけ。

めくり合いに勝って1000−2000のツモアガリとなりました。

南2局0本場

親でタンピンドラドラの勝負手テンパイ。たった今が通ったところなのでに受けたいところですが、を切っていれば南家に放銃。ドラを切ってを抱えていた南家はポンでテンパイしてそう。西家はよりを残しているので待ちの可能性が低く、南家が待ち以外のテンパイならいずれにせよ出アガリが期待できるという判断もありそうです。待ちなら跳満狙いでリーチする手もありそうですが…

ダマなら流局間際に危険牌を止める選択も残ります。

そして止めた危険牌をたまたまツモアガってしまうことも少なからずあります。トップを決定付ける6000オール。単騎待ちを含むテンパイ時に待ち選択の余地をどう評価するか。今後の麻雀研究の課題にもなりそうです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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