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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討  第41回

ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討 第41回

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ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第九期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第九期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節二回戦B卓

▼対局者
Ⓟ松ヶ瀬隆弥
Ⓟ渋川難波
Ⓟ木原浩一
Ⓟ醍醐大

牌譜はこちら

東2局

裏目のツモですがフリテン残りのリャンメンよりはカンチャン落とし。上家がピンズ一色手傾向なので、1巡前のカンチャン選択でピンズを落とす手もありそうが迷います。

上家にピンズ先切りと、ツモからのフリテン受け解消もみて完全1シャンテンに取らない打

東家がドラを通しているので、で打点が高くなるドラ切りがよさそうです。上家の仕掛けを見るとフリテンリーチに行きづらいですが、打点的に上家が確実にテンパイしているとしてもさほど分の悪くない勝負。高打点テンパイでカンドラを乗せるメリットが薄いとしても、この局面なら1回多くツモるためにをカンしそうなもの。3フーロでもノーテン率がそこそこ高いとみてリーチしそうです。結果的にはリーチなら一発でをツモって跳満になっていました。

南2局

チートイツ1シャンテンのところにツモ。リャンメンやと何かのシャンポンテンパイが残った方がよいのでチートイツを見切る打

待ちとして読まれやすいから、他家に使われづらく、待ちとしても読みにくい単騎に受け変え。アガリ牌の枚数を減らすのは何かと勇気が要りますが、このあたりの選択の妙はまさに名人戦ならでは。打牌に時間がかかると待ち選択を読まれる場合もあるので、をツモる前から想定できるようになりたいものです。

狙いが上手くハマって5800出アガリ。南家もテンパイしている以上流石に止まりません。

南2局1本場

役牌は切って客風は残す。理由の一つは平和の雀頭候補。

そしてもう一つは単騎待ちが残った場合の待ちの強さ。三色になれば出アガリでも高いこともあり、ツモの時点でこの最終形を想定していたに相違ありません。北家がトイツ落としからの降り打ちで、裏も乗って満貫。トップを決定づけるアガリになりました。

南3局

出アガリでも符ハネで7700になり、手変わりもあるのでカンより単騎に受けますが、単騎ではなく残り1枚の単騎。手変わりが効くので一旦枚数を減らしてもアガリ率が下がりにくい。他家がすぐにラス牌のをツモるようなら止まらないので、現状のアガリ率でも案外差がつかない。西家南家に追いつかれてから手変わり牌を引いた場合に安牌を切れる。2枚切れを残していた方が単騎の待ち替えが読まれにくい。単騎に受ける理由としてはこのあたりでしょうか。

 

ここでも見た目枚数を増やさず残り2枚の単騎。他家からしても役牌アンコのドラそばは警戒しても、をチーして単騎は読みの外。使われやすさもでも結構差がつきそうです。

北家はチー打。タンヤオのブロックが足りていないところからの仕掛けならの順で切らなそうなものなので、はフォロー牌で、テンパイなら周辺濃厚。自分で切っているを通してツモ。こうなるとほぼかカンに絞られそうです。

相手の当り牌を単騎で止めたうえに、ハイテイでツモって4000オール。こういうアガリを見ると「神業」と言いがちですが、結果に至るまでの選択一つ一つは、地道な比較の積み重ね。単騎選択はまさに腕の見せ所なので、私も見習って精度を高めていきたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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