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熾烈な攻防での激戦を制して逢川恵夢が3度目の戴冠!/第20期女流雀王決定戦

熾烈な攻防での激戦を制して逢川恵夢が3度目の戴冠!/第20期女流雀王決定戦

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日本プロ麻雀協会の女流タイトル『第20期女流雀王決定戦』(3日15回戦)の最終日が26日に行われ、逢川恵夢がトータル118.4ポイントで女流雀王を戴冠した。17期、18期に続いて3度目の女流雀王となった。佐月麻理子が+73.0ポイントで2位。奥村知美が▲11.2ポイントの3位。中月裕子がトータル▲182.2ポイントの4位となった。

2日目終了時点の成績

2日目終了時点で逢川と佐月がややリード。奥村と中月が追う展開となった。しかしポイント差は首位逢川から4位中月まで140.4ポイントと充分逆転圏内の点数だ。

13回戦までの結果 ©ABEMA

13回戦を終え中月が厳しくなったが、上位3人はまだ接戦の状況。14回戦で逢川がトップを取れれば優勝に大きく近づく14回戦となった。

南2局 佐月のリーチ
南2局 逢川の2000・4000

14回戦は逢川がリードするも佐月が追い上げ南2局。親の佐月がタンヤオ平和、高め一盃口。一気に逆転手のリーチに出たが逢川がそれをかわす七対子ドラドラのツモアガリ。これで大きく点差をつけ女流雀王に近づいた。

南3局 佐月の4000・8000

しかし南3局、佐月がリーチ・ツモ・ホンイツ・中・一気通貫の4000・8000で逢川をかわしてトップ目でオーラスへ。

南4局 佐月の3000・6000

南4局でも佐月がツモ・平和・ホンイツ・ドラ2の3000・6000のアガリで締めくくり大きなトップ。首位に浮上して最終戦を迎えた。

14回戦終了時点の結果

佐月と逢川のポイント差は26.6ポイント。逢川はトップを取れば無条件、2着以下の1着順差だと6700点差をつけることが条件となった。

東2局 逢川の3000・6000

東2局、親の中月との2軒リーチ。なんとどちらもドラ単騎の七対子。この局面を制して逢川が3000・6000のアガリでリードを得た。

南1局 佐月のリーチ
南1局 中月の1300・2600

南1局の逢川の親番、ここでアガリを決めたい佐月は平和ドラ1高め三色のリーチに辿り着いた。高めツモなら一気に逆転の局面だったがこれは実らず、中月の1300・2600のアガリとなった。

南3局では奥村が大きく加点、佐月は大きく失点して苦しい状況でオーラスを迎えた。

南4局 逢川の300・500

親で連荘をかける佐月が颯爽と仕掛けて聴牌を入れた。しかしドラの恐怖もない状況となり押し返しやすくなった逢川が手をまとめて追いつき最後のアガリを決めて優勝を勝ち取った。

最終結果

3度目の女流雀王戴冠となった逢川は「14回戦で佐月さんに大きく風が吹いてて厳しい戦いでしたが15回戦では私に風が吹いてくれました。この1年間が長くて、ずっとリベンジしたいという思いでいたので達成できて嬉しいです。この4人だからこその見どころもたくさんあったと思います。来期のリーグ戦には私は出ない事にはなりますが、来期女流Aリーグの放送も皆様に是非見ていただきたいと思います。今後共応援よろしくお願いいたします!」と喜びを語った。

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OPENREC

歴代女流雀王

第1期 手塚 紗掬
第2期 奥村 知美
第3期 崎見 百合
第4期 眞崎 雪菜
第5期 眞崎 雪菜(2)
第6期 崎見 百合(2)
第7期 朝倉 ゆかり
第8期 朝倉 ゆかり(2)
第9期 大崎 初音
第10期 大崎 初音(2)
第11期 冨本 智美
第12期 大崎 初音(3)
第13期 豊後 葵
第14期 佐月 麻理子
第15期 朝倉 ゆかり(3)
第16期 朝倉 ゆかり(4)
第17期 逢川 恵夢
第18期 逢川 恵夢(2)
第19期 佐月 麻理子(2)
第20期 逢川 恵夢(3)

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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