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タイに生まれ、美大で学び、勝負の世界へー中月裕子が見つけた天職

タイに生まれ、美大で学び、勝負の世界へー中月裕子が見つけた天職

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タイ出身で有名美大卒の女流プロ雀士。感性が研ぎ澄まされた雀風なのかと思いきや、気迫を前面に押し出し、絶対にあきらめない麻雀を見せてくれるのが中月裕子である。舞台が大きければ大きいほど強さを発揮して、タイトルも次々と獲得している。その原動力となっている「闘争心」を支えているのは、実は美大に入ったからこそ味わった挫折感だった。本記事では、悔しさを糧にしながら奮闘を続ける中月の魅力に迫っていこう。

目次

中月裕子の基本情報・プロフィールデータ

名前 中月 裕子(なかつき ひろこ) 
生年月日 1月9日
出身地 タイ・バンコク
血液型 A型
趣味・特技 競技かるた、お絵かき
本人公式SNS Twitter
note
所属団体 日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2014年
主なタイトル 第7回 μ-レディースオープン優勝
第16期 新人王
第19期 女流名人

中月の趣味は、競技かるたとお絵かき。百人一首はもともと好きだったのが、人気漫画で映画化もされた「ちはやふる」を読み、競技かるたの世界に魅せられて始めたそうだ。また、中月は謙遜して「お絵かき」と表現しているが、美大にまで進んだ画力は本物。美術からは離れた今でも、いろいろと描きたくなることがあるという。

経歴

2014年:日本プロ麻雀協会13期前期生としてデビュー
2015年:第7回μ-レディースオープンで優勝
2017年:日本プロ麻雀協会第16期新人王戦で優勝
2018年:第19期女流名人戦で優勝

麻雀との出会い・きっかけ

日本人の父とタイ人の母の間に生まれた中月。小さな頃から絵を描くのが得意で、浪人の末に有名美大に進学した。夢だった美大のはずが、入学早々に自分の画力では生き抜いていけないと痛感し、デザインを専攻するように。そんな自分に自信を無くしかけた時に出会ったのが麻雀だ。アニメを見たのをきっかけに、スマホアプリで麻雀を始め、麻雀教室に通い、雀荘でのバイトも経験した。そして1年が経とうとしたころ、プロの道へ進むことを決意。日本プロ麻雀協会へと入会を果たした。

中月裕子の打ち方や雀風

中月の麻雀といえば、伸び伸びとした強気の攻めが一番の特徴だ。「攻撃型」が自慢の女流プロは多しといえど、中月が優れているのは攻め時の見極めが確かなこと。それゆえ、中月が押していくと、迫力が増しているように見えるのである。打牌選択における度胸という面では定評のある中月には、どんな場面でも自分の雀力を出し切れるメンタル面の強さもある。これが、決勝戦でこそ勝負強さを発揮できる胆力につながっている。

中月裕子の対局時の様子

第17期女流雀王決定戦 2018/12.24

©日本プロ麻雀協会

日本プロ麻雀協会の女流最高峰タイトル戦も残り3回戦となり、3連勝しないと逆転できない中月がミラクルを決めた。ラス目での東4局、八種九牌の配牌となった中月は迷うことなく国士無双狙い。2軒リーチが入るなか、イーシャンテンまで来た中月だが残りツモは2回。そこで[西]を引いた中月プロが[中]待ちのテンパイ。直後、リーチしていた朝倉プロから[中]がこぼれた。朝倉プロの手の内に[中]が対子だったのは、皮肉というほかない。行くしかない状況とはいえ、中月プロの執念が実った。

逢川恵夢が逃げ切り初戴冠!/第17期女流雀王決定戦

第19期女流名人戦 2018/4.6

©最高位戦日本プロ麻雀協会

準決勝オーラスのアガリで決勝へと滑り込んだ中月だったが、決勝1回戦では3着。迎えた最終2回戦の東1局、親番から2巡目にリーチが入ったが、徐々に手を仕上げて追いかけた中月が8000点を出アガリして反撃開始。東3局の親番では、ダブ東暗刻からのリーチをツモって6000オール。その後、初戦トップの愛内よしえが2着目まで浮上したが、南3局に中月が愛内からの直撃を決めて大きく抜け出した。決勝ならではの難しい判断が続いたが、中月がしっかりと押し切って優勝を決めた。

中月裕子が初優勝/第19期女流名人戦

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2021 一次予選A組 2021/5.30

数々のタイトルを獲得している中月だが、この大会ではまったくと言っていいほど結果を残せず、「今年こそは」と意気込んで臨んだ初戦。トップ目で迎えた東4局の親番で、配牌にドラの[東]が2枚。これを素早く仕上げた中月は、赤が入り目となって即リーチ。待ちが読みにくい捨て牌だったこともあり、数巡後に討ち取って12000点を加えた。続く1本場でも、5巡目のリーチから7700。速さと打点を兼ね備えた重厚な攻めで、一気に勝負を決めた。

中山百合子、中月裕子、田渕百恵、鈴木麻美、陽南まこが二次予選進出!/麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2021 一次予選A組結果

SNSでの評価・評判

SNS上での麻雀ファンの意見を見ると、男性プロとの対局でも変わらない、中月の気迫あふれる麻雀に期待が集まっていることがわかる。

あれだけ多くのプロが参加したオーディションで、見たい選手に挙げられるのは、それだけ魅力あふれる麻雀を打っているからこそ。

対局中の表情は鬼気迫るものがあるが、実物はとても美人というファンからの意見も。

黄河のんによる中月評。特徴を的確にとらえつつ、ユーモアにあふれている。

中月裕子のニュース・こぼれ話

最高位戦の福田征史と結婚

中月プロは2021年6月、最高位戦日本プロ麻雀協会の福田征史と結婚。2人がそれぞれのTwitterで入籍を報告したが、プロ仲間やファンからはたくさんの祝福コメントが寄せられていた。中月によると「比較的スピード婚」とのことだが、一生寄り添えると思って決断したそうだ。結婚後も、プロ活動は変わらず続けるという。

中月プロのnoteはココが違う

プロ雀士の間でも利用が増えている配信サイト「note」。自身の対局について細かく分析するなど、Twitterでは伝えきれない情報発信に使われることが多いが、中月は亡くなった母親とのエピソードを書き込んでいる。タイ人の母と日本に来てからのドタバタ劇は、奇想天外ながらも、中月の母への思いがにじんでいて読み終えると心温まる文章だ。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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