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仲林圭が最終戦での劇的逆転で初の發王位戴冠!/第29期發王戦

仲林圭が最終戦での劇的逆転で初の發王位戴冠!/第29期發王戦

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最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル戦、發王戦決勝(5回戦)が12日開催され、日本プロ麻雀協会の仲林圭がトータル+40.7ポイントで優勝を決めた。

左から長谷川、張、仲林、白鳥

決勝に進出した4名は、長谷川来輝(最高位戦)張敏賢(招待)仲林圭(協会)白鳥翔 (連盟)の4名。強豪選手揃いの注目度の高いメンバーでの戦いとなった。

4回戦終了時点の結果 ©ABEMA

4回戦終了時点では首位の長谷川から4位の仲林までの差は87.4ポイント。これはトップラスだと27.5ポイント、トップ3着だと47.5ポイントの素点差が必要となる。2位の白鳥とも52.3ポイントをつけており、長谷川が優位な状況で最終戦を迎えた。

最終戦を迎えるにあたり、解説の園田、中嶋が割り出したおおよその優勝確率は「長谷川65%、白鳥16%、張14%、仲林5%」と予想が建てられた最終戦となった。

東2局 仲林の12000 ©ABEMA

東2局、白鳥と長谷川の2軒リーチとなっている場面で親の仲林が平和ドラ2の追いかけ立直。もしここで長谷川が掴むと一気に大逆転が現実的になる場面だったがここは仲林が白鳥から12000のアガリに。これで白鳥は一気に厳しく。長谷川は4着になりづらくなったので、少し助かった状況となった。

東4局、親番を迎えて加点を狙いたい長谷川が3面張リーチ、張も高めドラの両面待ちで追いついてリーチに出た。

東4局 長谷川のリーチ ©ABEMA
東4局 張の8000 ©ABEMA

ここを制したのは張、なんと高めで裏裏という唯一のパターンの8000。これで一気に長谷川は危うい立場となった。

南2局 長谷川のリーチ ©ABEMA
南2局 張の聴牌 ©ABEMA

南2局、大詰めの場面で劇的な1局となった。仲林の親番をかわしに行った長谷川が勝負のリーチ。それに対して張もダマテンで跳満の聴牌を入れた。

南2局 仲林の18000 ©ABEMA

しかしドラ暗刻の聴牌で追いついた仲林がリーチ。長谷川から一発で高めを捉えて18000の直撃。これで仲林が一気に優勝ポジションとなった。

オーラスは長谷川の親リーチを仲林が自力でかわして優勝を決めた。

最終結果 ©ABEMA

優勝した仲林は「本当に嬉しいです。自分の最後の親番が終わった後の残り2局は本当に胃が痛くて、皆強くて苦しかったです。白鳥とは10年以上の仲でよく一緒に練習したりもしたのですが、公式対局で対戦するのは初めてで感慨深かったです。先にスターになられちゃったんですけどね。(伝えたい人は)光太さんですかね、雀竜位と發王位の双龍位ということで、龍を継いだという感じですかね。發王に恥じないように、引き続き切磋琢磨して麻雀を磨いていこうと思います。」と喜びを語った。

【發王戦概要】
1992年創設。毎年年始に本戦が行われるオールカマーのタイトル戦。
タイトル戦では珍しくトーナメント方式を採用しており、同じ面子で規定数(1回戦 – 4回戦まで半荘2回、5回戦 – 準決勝まで半荘3回)を打ち、上位2名が勝ち残りとなる。
決勝戦は半荘5回のトータルで競われる。

【歴代發王位】
第1期 田中 英知
第2期 新津 潔
第3期 伊東 一
第4期 原 浩明
第5期 原 浩明(2)
第6期 伊藤 優孝
第7期 伊藤 優孝(2)
第8期 土井 泰昭
第9期 佐々木 慶太
第10期 吉田 幸雄
第11期 菊池 俊幸
第12期 菊池 俊幸(2)
第13期 藤中 慎一郎
第14期 瀬戸熊 直樹
第15期 竹内 孝之
第16期 石野 豊
第17期 水巻 渉
第18期 土井 泰昭(2)
第19期 石橋 伸洋
第20期 佐藤 聖誠
第21期 佐藤 聖誠(2)
第22期 水巻 渉(2)
第23期 水巻 渉(3)
第24期 中嶋 和正
第25期 松本 吉弘
第26期 石野 豊(2)
第27期 中嶋 和正(2)
第28期 白鳥 翔
第29期 仲林 圭

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麻雀ウォッチ編集部
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